北アメリカを中心として約250種類が分布する植物で本来は毎年花を咲かせる多年草(もしくは低木)ですが、日本のむしむしする夏の気候が苦手で、日本では一年草として扱うこともあります。ヨーロッパではポピュラーな園芸植物で、鉢、コンテナ、庭、切り花など幅広く利用されており、品種改良された様々な品種が存在します。日本ではヨーロッパほど多くの品種が流通していませんが、日本の夏の気候にあまり合わないのが要因のひとつなのかもしれません。 北アメリカ産コベア種やメキシコ産のハルトヴェギー種などがあり、この2種をかけ合わせた園芸品種であろうといわれている’ヒブリドゥス’が日本でも古くから知られています。初夏から秋にかけて花茎を長く伸ばしてベ先端の開いた袋状の花をたくさん咲かせます。その花の形が釣り鐘のように見えるからなのか、ツリガネヤナギの和名があります。花の咲き方や姿が何となく同じゴマノハグサ科のジギタリスに似ています。花色は赤、ピンク、黄色、紫などがあります。 そのほかにもやや花が小型ながら花数の多い’ケンブリッジ’や大輪の花を咲かせる’センセーション’などの園芸品種が普及しています。日本でもペンステモンの仲間のイワブクロ一種が高山に自生します。
■適した場所 日当たりと水はけの良い場所を好みます。 ■日本の夏が苦手 暑さには耐えるのですが、蒸れに弱く湿度の高い日本の夏の気候が苦手です。また、梅雨など長雨の時期もあまり好みません。夏は西日を避けた、風通しの良い明るい日陰などが適しています。夏でも比較的涼しい地域ではさほど手間をかけずに夏を越し、毎年よく育ちます。 ■植え付け 複数株植え付ける場合、茂ったときに風通しが悪くなり蒸れることがあるのでつめすぎないように気をつけましょう。 ■花がらを摘む 枯れた花をそのままにしておくとカビが発生することがありますので、こまめに取り除きます。また、タネができてしまうとそちらに栄養がとられて株の勢いが衰えますので、ひととおり花が咲き終わった茎はわき芽の出ている位置まで切り戻します。 ■水やり 水はけの良い土壌を好みますので、水は土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。また、鉢植えにしているものは梅雨時期はあまり雨の当たらない場所に移動させた方がよいでしょう。 ■肥料 植え付けるとき土に堆肥などを混ぜ込んでおき、春の生育時期は7〜10日に1回薄めた液体肥料を与えます。 ■植え替え 比較的よく根がはり、鉢やコンテナ植えのものは根詰まりしやすい。夏越ししたものは株の混み具合などを見て10月〜11月に植え替えを行います。それ以上株を大きくしたくない場合は、同時に株分けを行います。 ■ふやし方 株分け、さし芽、タネまきで育てることができます。 タネまきは秋と春にできますが、一般的には秋まきが標準のようです。 株分けは秋に植え替えと同時に行います。さし芽は6月頃が適期です。
’ヘ’からはじまる植物 ゴマノハグサ科 夏から冬に咲く草花 |
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