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ヒポエステスの育て方

ヒポエステスキツネノマゴ科 学名:Hypoestes phyllostachya 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:5℃以上)

葉っぱの表面に入る、ピンクや白のペンキを散らしたような模様が特長です。主に観葉植物として扱いますが、夏花壇や寄せ植えにも利用されます。寒さに弱いので冬は室内で管理します。

栽培カレンダー

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植え付け
        バー バー バー バー        
肥料
      バー バー バー バー バー      

ポイント
茎が伸びすぎたら短く切り戻します

寒さに弱いので、冬はベランダや室内へ

ハダニに注意します

季節・日常の手入れ ポイント
切り戻し
草丈が高くなりすぎたり、間延びしたら葉っぱのすぐ上くらいで茎を切り戻します。切る長さはバランスを見て適当に。株元近くでばっさり切り戻しても、気温の高い時期ならわき芽がぐんぐん伸びて生長します。また、切り戻すことで茎葉の数が増えて茂るので、ボリュームが出ます

花芽摘み
花は基本的にあまり鑑賞価値がないので、必要がなかったら伸びてきた花茎をつけ根で切り落とします。

日当たり・置き場所
日当たり~明るい日陰でよく育ちます。日照不足になると茎が間延びして、ひょろりとした姿になるので気をつけましょう。間延びしたときは茎を切り戻して、日当たりのよい場所に移動させましょう。日に当てた方が斑点もキレイに出ます。真夏の直射日光で葉が傷むようなら、そのときは日陰に避難させます。

寒さに弱く越冬には5℃以上必要なので、ベランダや室内の日のよく当たる場所におきます。

水やり・肥料
水やりは季節によって土の乾き具合も違うので季節ごとに変えていきます。

春と秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏は乾きやすいので土の表面が乾いてきたら与えるようにしましょう。置き場所によっても土の乾き具合は違うのですが夏は1日1回水やりをした方がよいでしょう。冬は生育も鈍りそれほど水も必要としないので乾かし気味にし、土の表面が乾いて数日たってから与えるようにします。

気温の高い時期はよく生長するので、春~秋は肥料を切らさないようにします。肥料は十分に気温が上がる5月頃~暑さが落ち着く9月頃まで続けます。さほどたくさんは要らず、液体肥料なら2週間に1回、固形の置き肥を使うなら2ヶ月に1回で十分です。

用土
水はけのよい用土が適しています。赤玉土5:腐葉土3:川砂2で混ぜた土など。

植え替え・植え付け
株が大きくなって根が鉢に回ってきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。草姿が乱れていたら、株元から1/3くらいの高さでばっさりと切り戻してから植え替えます。適期は5月~8月です。

夏~秋だけと割り切るなら、花壇に植えて楽しむこともできます。もし翌年も楽しみたい場合は秋にさし木をして苗を作っておけばよいでしょう。

ふやし方
さし木で簡単にふやすことができます。

1.茎葉を先端から5cmくらいで切りとり
2.土に挿す部分の下の方の葉を取り除いて
3.川砂や赤玉土を入れた鉢に挿し
4.根が出るまで乾かさないように明るい日陰で管理します。

根が出てきたら4号鉢(直径12cm)なら3本を目安に植え付けます。2号鉢(直径6cm)に1本を植えるとミニ観葉仕立てになります 。

また、タネからふやせる品種もあります。

かかりやすい病害虫
ナメクジ ハダニ

ナメクジは葉を食べてしまいます。忌避剤や誘殺剤をまいて対処しましょう。ハダニは葉の裏について吸汁します。放っておくとどんどん増えて植物を弱らせてしまうので早めに薬剤を散布して駆除します。

ハダニは高温で乾燥した環境で発生しやすい害虫です。葉に霧吹きなどでこまめに水をかけてあげると、ある程度発生を予防できます。

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観葉植物