フウセンカズラの仲間(カルディオスペルマム属)は熱帯アメリカ、アフリカ、インドなどに約14種類が存在しますが、その中でも観賞用に栽培されているのは本種、フウセンカズラ(学名:Cardioapermum halicanabum)だけです。 つる性の一年草でまきひげを出し、それをフェンスや他の植物に絡ませながらぐんぐん伸びて3mほどの長さに達します。 夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせます。花自体はさほど目立ちませんがその後にできる紙風船のような形をした袋状の果実が可愛らしくユニークです。果実は径3cmほどで内側はホオズキのように空洞になっており、最初は明るいグリーンで熟すと茶色に変わります。ひとつの果実からタネが3つとれます。 熟したタネは全体が黒くハート型の白い模様ができる可愛らしい姿です。 熱帯性の植物で、暑い夏にぐんぐん伸びて果実を付け、冬には寒さで枯れます。タネがよくできるので秋に採ったタネは保存しておいて春にまきます。
左から…フウセンカズラのタネ / 果実の断面
■春まき一年草 春に芽が出て夏に花(果実)を付け冬には枯れてしまう一年草ですので、毎年タネをまいて育てます。 ■発芽温度が高い タネは発芽率がよいですが気温が低いと発芽しません。発芽適温は20〜25℃で、まき時は遅霜の心配のなくなる4月下旬〜5月です。あわてて早まきせず、気温が充分上がってからタネをまきましょう。タネをまいた後は軽く土をかぶせて芽が出てくるまで乾かさないように管理しましょう。 ■直まきでも箱まきでもOK タネは箱やビニールポットにまいて、ある程度の大きさ(本葉4〜5枚)になったら植え付けてもよいですし鉢やプランター、庭に直接まいて成長の遅いものや弱々しいものを間引きながら育ててもよいでしょう。植え付ける数は6〜7号鉢(直径18cm〜21cm)に3株くらいが目安です。 ■早めに支柱を立てる 気温の上昇とともにぐんぐんと生長していきますので、早めに支柱を立ててつるをからませる準備をしておきましょう。フェンスやトレリスに絡ませるのもよいでしょう。鉢植えにする場合はアサガオによく使うあんどん支柱を使うと場所もあまりとらない上に見栄えもよいです。 ■芽先を摘む ある程度伸びてきたら、芽の先端を摘みます。そうすると脇からも新たに芽が出てきてよく茂ります。 ■適した環境 日当たりと水はけの良い場所を好みます。 ■肥料 肥料を好む植物です。真夏をのぞいて月3回ほど液体肥料を与えます。ただし、チッソ分の多い肥料を与えると果実が落ちる原因にも成ります。できればリン酸分の多い肥料を使いましょう。
’フ’からはじまる植物 ムクロジ科 夏から冬に咲く草花 育てやすい植物 |
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