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病気は特になし・害虫 ナメクジによる食害
●やや湿り気味の土壌を好みます
●夏の高温時にやや弱い。半日陰〜日陰の場所を好みます
●鉢植えより地植えのほうがよく育ちます。球根は深めに植え付けます

カタクリは、エリスロニウムという植物の一品種で日本、朝鮮半島、中国北部に分布している球根性の植物です。春に山野を彩る可憐な山野草としても人気のある植物ですが、最近は山野の開発などによって自生している数は激減しています。花の色は薄紫色でシクラメンのように花びらが上に反り返るのが特長です
また、山菜として葉や茎、花が食用になるそうですが、どんな味がするのでしょう? 地中の鱗茎(球根部)は質の良いでんぷんを含んでおり、それを精製してできたものが、俗に言う「カタクリ粉」で食用、薬用にされていました。現在市販されているカタクリ粉はじゃがいも(ばれいしょ)のでんぷんです
エリスロニウム全体としては北半球に約25品種が分布しており、黄色や薄桃色の花を咲かせる品種などがあります。

せっかく付いた花やつぼみ、葉をナメクジに食害されることがあります。葉や茎にキラキラと何かが這ったようなあとがあれ場合はナメクジの仕業です。ナメクジ用の誘殺剤(ナメクジがその薬によってきて食べて駆除されるタイプ)などの駆除用の薬剤を使用しましょう

カタクリは自然環境下では落葉樹などの下草として自生していることが多いです。そこからもわかるようにあまり直射日光の当たるような環境は好みません。地上に葉が開いて生長している時期は半日陰の場所、葉が枯れて球根だけの状態の時期は日陰になるような場所が理想的です。
比較的暑さに弱めですので夏は日陰で栽培し、温度が上昇しないように気を付けましょう
冬の寒さにもやや弱い傾向がありますので 地植えの場合は地面を落ち葉などで覆ってあげるとよいでしょう。鉢植えの場合は軒下などに置いて上げればいいです
地植えにするなら、春咲に葉が開いて、夏に葉が茂り、冬に落葉するような樹木の下などが一番自然のサイクルに近くて育てやすいです。鉢植えの場合は生育サイクルに応じて置き場所を変えるようにしましょう。

やや湿り気味の土を好みます。球根は表面に皮がほとんどない裸状態なので乾燥させると著しく弱ります。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。常にじめじめしている環境でも球根が腐ってしまいますので過湿には気を付けて、「乾いてきたら→水を与える」というようにメリハリのある水やりを心がけるようにしましょう
また、花は繊細で傷みやすいですので、開花時期は花に直接水をかけないように株元に水を与えるようにしましょう
肥料は固形のものでも液体のものでもかまいません。冬から春の開花時に根が一番旺盛に生長しますので、その時期に合わせて肥料を与えます。葉が開く前から根は生長をはじめていますので冬11月〜12月頃から肥料を与えた方がよいです。液体肥料なら1000倍に薄めたものを1ヶ月に2回程度、固形肥料ならだいたい1ヶ月から2ヶ月に1回を目安に与えます。与えるのはいずれも花後くらいが目安です。冬から開花時期まで液体肥料を与えて、花後に1回、固形肥料を置き肥するというような合わせ技でも良いでしょう

水はけが良くて腐葉土などの有機質のたっぷりはいった土が適します。鉢植えの場合、赤玉土(小粒)4:荒砂(もしくは軽石のごく小粒のもの)4:腐葉土:2の割合で混ぜた土が追いと思います。その他の土を使用する場合でも、水はけがよい土を選ぶようにしましょう
球根の大きさの割には深く植えた方がよい育ちます。地植えの場合は10cmくらいの深さに植えます。あまり浅いとよく育ちませんので注意が必要です。地植えの場合は特に植え替える必要がありません
鉢植えの場合は7〜8号(直径21〜24cm)で深めの鉢を使います。植える目安はだいたい1鉢に3球くらいです。地植えの場合ほど深く植えることはできませんのでやや鉢底に近い場所に植えましょう。深さ5cmくらいは欲しいです。小さい鉢ではきゅうくつでうまく育たず、二年目以降花が咲かないことがあります。球根は先端を上にして立てるような形で植え付けます。鉢植えはできれば毎年掘り上げて植え直した方がよいです。植え替えの目安は秋、9月下旬から10月中旬頃の暑さが和らいだ頃がよいでしょう
地植にして数年順調に育っていると球根がふえて混み合ってきます。そうなった場合は花後6〜7月に球根を掘り上げて球根を分けて植え付けます。
タネができることもありますが、あまり発芽率は良くない上に花が咲く株になるまで5〜8年の歳月がかかるそうです。どうしてもタネから育てたい場合は、タネを採集してすぐにまく(とりまき)ようにしましょう
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