オーストラリア・ニュージーランドを中心に約80種が分布する常緑の低木です。葉の姿がギョリュウ科の樹木「ギョリュウ(御柳)」に似ており、梅のような花を咲かせるので「ギョリュウバイ(御柳梅)」の名前があります。日本でよく栽培されているのは「レプトスペルマム スコパリウム」とその園芸品種で、たいがいそれらをさしてギョリュウバイと呼んでいます。葉は先端がとがった形をしており小さくて堅いです。花の大きさは1〜2cmで枝の先端近くにびっしりと付けます。一重咲きや八重咲きがあり、色は白、紅色などがあります。開花後は小さな褐色の果実を付け、熟すと裂けて中から細長いをたくさん出します。 かつては葉をお茶の代用にしていたところから、ヨーロッパではティーツリーとも呼ばれます。主に開花期は春ですが、春と秋の2期咲きのものもあります。樹高の低くなる品種もあり、それらは鉢植えとして利用されます。
■適した場所 水はけと日当たりの良い場所が適しています。鉢植えにする場合は赤玉土6:腐葉土3:川砂1を混ぜた土を用います。また、地植えにする場合は植え場所に腐葉土などの有機質を混ぜ込んでおくと根の張りが良くなります。 ■寒冷地では鉢植えで ある程度耐寒性はあり、軽い霜程度なら枯れることはありません。関東より西の太平洋側なら特に問題なく庭で冬越しできます。寒冷地では鉢植えで冬は室内に取り込んで育てます。 ■秋に翌年咲く花芽を形成する 細い枝が密に茂る性質があります。枝葉が混み合って株の内部の日当たりと風通しが悪くなると葉が枯れ込んできますので、混み合った部分は適宜枝を切り落とす「すかし剪定」を行います。 作業は真冬を除いて随時可能ですが秋には翌春の花芽が作られるので株全体の枝をばっさり刈り込む場合は秋口までに作業を終わらせましょう。コンパクトに仕立てたい場合は花後に枝を全体の1/3ほどに切り詰めると良いでしょう。 ■水やり 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。葉が堅くて乾燥させてもしおれず芸外見からは初期の水切れに気づきにくいので気をつけましょう。完全に水切れさせると葉が落ちて枝が枯れてしまいます。 ■肥料 さほどたくさん必要としません。春と秋の年2回(もしくは開花前と開花後)、化成肥料を軽く与えておくだけで十分です。化成肥料の代わりに月1〜2回程度液体肥料を与えてもかまいません(冬と夏は与えません)。 ■植え替え 根の回りが早いので鉢植えのものは1〜2年に1回植え替えます。鉢から抜いた株は土を軽く落として、根を少し切り詰めてから植え替えます。植え替え直後は水をたっぷりと与え直射日光の当たらない明るい日陰で養生し、生長を始めたら普通の管理に戻します。 ■ふやし方 さし木でふやすことができます。適期は4月か9月です。枝を適当な長さ切り取り先端の部分を落とた中間の部分をさし穂とします。長さは10〜15cmくらいが適当です。用土を入れた鉢に挿して、根が出るまで極端に乾かさないように明るい日陰に置きます。 ’キ’からはじまる植物 フトモモ科 花木・庭木 |
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