中国中部〜南部を原産とする樹木で、大きくなると樹高は4〜7mになる小〜中高木で冬は落葉します。枝は非常に細く上に立ち上がるように伸びるものもあれば、柳のように垂れ下がるものもあります。1mmくらいの針型の葉が重なり合って伸びていき、その姿はふわっとした感じで繊細です。年を経ると垂れ下がる枝がだんだんふえてきてその姿が柳に似るところから「御柳」「◇柳(◇は木ヘンに聖)」など柳の字が当てられ「ギョリュウ」の名前が付けられました。水を非常に好む湿地に適した数少ない庭木のひとつです。 新しく枝が伸びたらその節に花を咲かせる性質ですが、だいたい春〜秋の間に2〜3回花を咲かせるのが一般的です。花は5枚の花びらがあり、色は淡い紅紫色で小さく穂状にまとまって咲かせます。 オーストラリア原産の花木で、日本でもよく栽培されている「ギョリュウバイ(フトモモ科)」は葉姿などがギョリュウに似ているので付けられた名前ですが植物的には直接関係ありません。
2.ギョリュウの葉と花
■適した場所
勢いよく直立して長く伸びる枝(育てる場所が限られていたらスペース的に邪魔になるであろう枝)に花が付きやすいので、「枝を切って木をコンパクトにすること」と「花付きをよくすること」は矛盾します。枝を切ってしまえばどうしても花付きは悪くなりますし、枝を切らずに育てると花はよく咲くけれどもスペースをとると言うことです。 ■不要な枝は付け根ぎりぎりできる
3年以上経過した古枝は芽吹きは若い枝と変わらずよいのですが、花付きが悪くなるので切ってしまってもよいでしょう。また直立する枝に比べて枝垂れる枝は花付きが悪く、咲いても花数が少ないことがあります。 ■肥料 やせ地でなければ特に与えなくても育ちますが、与える場合は2月頃に油かすに骨粉を2割ほど混ぜたものを与えます。 鉢植えで花を楽しみたい場合は、地植えの場合とは異なり十分に肥料を与える必要があります。地植えのものと同様の肥料を年2〜3回与えます。 ■植え付け 落葉期の冬に行うのが基本ですが、枝が細く寒さで大きく枯れ込むことがありますので寒冷地では4月に入ってから行った方がよいでしょう。平地や暖地でも不安なら暖かくなってから植え付けるようにしましょう。池などの端、水際にやや山高に土を盛って植え付けるのがもっとも理想ですが普通の庭でも問題なく育ちます。土壌が乾燥する場所では堆肥や腐葉土をたっぷりを混ぜ込んでおき湿度を保てるように土壌を改良しておきます。また、湿地が適していると言っても池の中に植えたり常に水が溜まっているような場所では根腐れを起こしてしまうのでいけません。 ■鉢植えにもできる 根や枝の伸びる勢いが全体的に強く、幹や根を切り詰めても回復が早いので地植えのものを鉢植えにしたり盆栽風に仕立てることもできます。 ■病害虫 ほとんど見られません。あったとしてもカイガラムシが発生する程度です。 ■ふやし方 さし木で簡単にふやせます。丈夫なのでかなり豪快なさし木もできます。 大人の人差し指くらいの太さの元気な枝を選び20cm〜30cmに切り、よく日の当たる湿り気の多い土壌に挿します。もちろん鉢に用土を入れてさし木を行ってもかまいません。 また、直径10cmほどの枝を1mくらいの長さに切り、半分くらい地面に埋まるように挿すかなり豪快な方法もあります。この方法ですと、1〜2年の短期間で見栄えのする立派な木に仕立て上がります。 ’キ’からはじまる植物 ギョリュウ科 花木・庭木 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
Copyright © 2000-2007けえ企画. All rights reserved. |