赤い実がキレイなモチノキの仲間

クロガネモチとは

モチノキ科 「く」からはじまる植物 花木・庭木・果樹

クロガネモチ
この植物の育て方
科名
モチノキ科
学名
Ilex rotunda
別名
フクラモチ フクラシバ
原産地
日本 台湾 中国 インドシナ
大きさ
高さ10m~15m
開花期
6月 (果実鑑賞:10月~2月)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

日本の関東より南、台湾、中国南部など比較的温暖な地域に分布する常緑性の高木です。庭園の他、大気汚染に強いので街路樹としても広く利用されています。

寒さには少し弱いですが、潮風や大気汚染に対する耐久力を多少備えており性質的には強健な植物といえます。葉は卵形で濃緑色、やや厚くて革のような質感があり表面はツヤツヤとした光沢があります。葉の縁はぎざぎざがなくなめらかで見た目は柔らかな雰囲気です。

5月~6月にごく淡い紫色がかった小さな花を咲かせます。花自体は小さく目立ちませんが花後に1cm足らずの果実をたくさん付け、秋になると真っ赤に熟します。たくさんの真っ赤な実を付けた秋の姿は非常に美しく冬までその姿を楽しむことができます(特に大木の実りは見事です)。雄株と雌株があり(雌雄異株:しゆういしゅ)実を付けるのは雌株のみです。

名前の由来

モチノキの仲間で若い枝や葉の軸が紫色を帯びるのでクロガネ(黒鉄)モチの名前があります。

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