ベニバナミツマタの花
ミツマタ
ミツマタ
画像:けえ企画
科名
ジンチョウゲ科
学名
Edgeworthia chrysantha
原産
中国
樹高
1m〜2m
開花期
3月〜4月
栽培難易度
★★☆☆☆

ミツマタについて
 樹高1m〜2mで冬に葉を落とす落葉性の樹木です。中国原産で日本には1600年頃の慶長年間に紙をつくる材料として渡来したと言う記録が残っていますが、万葉集に「サキクサ(三枝)」の名前で詠まれているものがミツマタを指し、すでにその頃(8世紀後半)には日本で見ることができたという説もあります。また、四国や九州の山野では半ば野生化したものもみられます。枝が3本ずつ出て三つ叉に分かれるところから「ミツマタ」と言いますが、見た目そのままで非常に説得力があり覚えやすい名前だと思います。
 早春になると枝先に小さな花がまとまって半球状に咲きます。花は下向きに咲きちっちゃな蜂の巣のような雰囲気もあります。花は外側が白色で内側が黄色になりますが、内側が赤くなるアカバナミツマタという種類もあります。花はよい香りがします。
 樹皮は和紙の原料として利用されます。ミツマタを原料とした和紙は光沢があり丈夫でしなやかなという特徴があり、紙幣の原材料のひとつとして欠かせないもののひとつで、高知県を中心とした地域で主に栽培されているそうです。

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1.ベニバナミツマタ

メガネ栽培メモ
栽培難易度
普通
特長
三つ叉に分かれる枝
耐暑性
普通
耐寒性
普通
生育適温
使用用途
庭植え 鉢植え
ポイント

1.できるだけよく日に亜立てて育てる
2.剪定する場合、枝は付け根から切る
3移植を嫌います

栽培カレンダー
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開花時期
花芽分化

剪定
 
植え付け
 
肥料(地植)
   
肥料(鉢植)
 

■適した場所・用土
 日照不足になると花が咲きませんので、できるだけよく日の当たる場所を選びましょう。
 砂質で水はけがよく適度に湿り気のある土壌が適しており、粘土質の土や水がすっとしみこまずに表面で留まって水たまりをつくるような土質ははあまり適しません。、また、根が広く浅く張る性質があるので極端に土が乾く場所も避けましょう。鉢植えにする場合も水はけのよい用土が前提で庭土と砂を半々に混ぜたものなどを使います。
■剪定(枝を切る作業)は最小限にし、できるだけ避ける
 ミツマタは枝分かれしにくい性質で、枝を切っても新しい芽はあまり出てきません。自然に育てていてもある程度樹形もまとまるので基本的に剪定をする必要はありません。丈が高くなった場合、横に張った枝や上に伸びすぎた枝を切って全体を小さくまとめる程度で充分です。
 枝は中途半端な位置で切ってもそこから芽が出てくることはないので、必ず枝分かれしている付け根の部分から切り取るようにします。
■剪定の適期・花芽のできる時期
春に花が咲いた後、先端から3本の枝を伸ばして夏〜秋に花芽を作り秋に落葉して冬を越して春、葉が出る前に花を咲かせます。要するに夏頃には翌春に開花する花芽がすでにつくられていることになります。
 ですから夏以降に枝を切ると言うことは花芽ごと枝を切り落としてしまうことになります(ミツマタは今年伸びた枝の先端に花芽をつくるので、どう切っても花芽を落とすことになります)ので、気をつけましょう。剪定をするなら花芽がまだつくられていない時期が一番よいといえます。時期的には花が咲き終わった直後が適期です。
■植え付け
 植え付けの時期は厳寒期を除いた落葉期なら可能ですが春に暖かくなってくる頃(=ミツマタの花が咲いている時期)が適期です。移植を嫌うので地植えにする場合、根の周りの土は落とさず、水はけをよくするために山高になるよう植え付けます。根張りに対して枝の張りが大きい場合は地上部分が重くなりぐらぐらしてしまいますのでしっかりと支柱を立てましょう。
移植を嫌う

ミツマタの根はあまり分岐せず粗く、根の表皮が軟らかくて傷が付きやすい性質があります。また、根が傷ついた場合傷口がふさがりにくいので移植の難しい樹木だといえます。小さな苗でも根を乱暴に扱うと根付かないことがありますので気をつけましょう。植え付けたら他の場所に移動できないと考えて、地植えにする場合は場所をよく考えて植えます。

■水やり
鉢植えのものは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に真夏は乾きやすいのでこまめな水やりが必要です。
■肥料
 地植えの場合、2月頃に化成肥料を与えます。鉢植えの場合は花が咲き終わった直後と翌年咲く花芽ができる前6月頃に1回ずつ化成肥料を与えます。
■病害虫
 カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が幹の中に潜り込んで食い荒らしますので、発見次第すぐに駆除します。
■ふやし方
 さし木、接ぎ木でふやすことができます。いずれも適期は2月〜3月の開花前です。また、さし木は花後〜花芽形成まで(5月〜7月)にも可能です。暖かい地方ではよく実を付けるので、タネを採ってまいてふやすこともできます。


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