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ナンバンギセルの育て方

ナンバンギセルハマウツボ科 学名:Aeginetia indica用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

他の植物の根に寄生して、そこから養分を取りながら生育する寄生植物です。葉緑素を持たないがゆえに自分で光合成をして生長することができません。発芽して生長し、夏~秋に開花して、タネを結んで枯れる1年草です

※ススキを親草に使用した栽培方法を紹介します

栽培カレンダー

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開花期
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植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
まず、栽培にはあらかじめ育てた寄生主(以下、親草)となる植物を用意することが前提となります。ナンバンキセル自体は親草におんぶにだっこの生活で、手入れや手間はタネをまく作業くらいで、さほど育てるのに難しい植物ではありません。どちらかというと親草を元気に育てることが主なポイントとなります。親草が根詰まりなどで生長不良に陥ると、それに寄生している方にも影響がでるからです。

一般的に親草にはススキの仲間を用いることが多いです。また、鉢植えの場合はその中でも小型のヤクシマススキ、イトスギがよく利用されます。ススキ類は生育が非常に旺盛で、病害虫も少なく入手しやすいので、それらの点で親草としては最適です。

日当たり・置き場所
よく日の当たる場所で育てましょう。ただし、明るい日陰の方が花色が鮮やかになるので鉢植えの場合、開花時期は直射日光の当たらない場所に移動させます。

水やり・肥料
地植えの場合、真夏にひどく乾燥する場合を除いて特に水を与える必要はありません。鉢植えの場合は極端な乾燥を避け、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。親株を枯らしてしまうと元も子もありません。特に、開花前の時期に水切れさせると花色が薄くなったり、花柄が伸びずに地際で花が咲いて見苦しい姿になることがあります。

肥料は5~7月に液体肥料を月1~2回与えます。これは養分を取られる親草を元気に育てるためのもので、ナンバンキセル自体に直接効くものではありません。

用土
基本的に親草に適した土壌を用意します。ススキ類はやや湿り気がありなおかつ水はけの良い土が適してますので、赤玉土・山砂、桐生砂を同量混ぜたものや赤玉土5:腐葉土3:桐生砂2の割合で混ぜた土を用います。

植え替え・植え付け
一年草で花が咲いた後に枯れてしまうので、植え替えの必要はありません。親草のススキは生育旺盛で鉢植えの場合すぐに根詰まりをおこしてしうので、1~2年に1回、株分けをかねて植え替えましょう。

ふやし方
タネをまいてふやします。ナンバンキセル自体の作業としてはこれくらいのものしかありません。

タネの採取方法
花後1~2ヶ月でタネが熟すとさやが黒茶色になりますので採取して、すぐにまかない場合は涼しい場所で乾かさないように保存します。タネは粉のように細かく、採取のタイミングを逸すると風で飛ばされてしまいますので注意しましょう。

タネのまき時
採取してすぐにまくか、秋にとって保存していたものを3月~4月の上旬にまきます。

タネのまき方
あらかじめ育てておいた親草の株元の土を少し掘り起こして根を露出させ、根の上に振りかけるようにしてタネをまき指で軽くこすりつけてから根に土をかぶせて元に戻します。発芽率はさほど高くないのでやや多めにまきます。その後発芽して花茎を伸ばして花を咲かせますが、たくさん寄生しているようなら親株を弱らせないためにも間引いて数を調整しましょう。私見ですが鉢植えにしていて一カ所にわさわさ咲いていても豪華と言うことはなく、どちらかというとあまり風情がありません。

かかりやすい病害虫
ナメクジに食害されることがありますが、病害虫はほとんど見られません。

まとめ 
栽培には寄生主(親草)が必要です
寄生主(親草)を元気に育てることが大切
開花前の水切れには注意しましょう

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ハマウツボ科