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ネジバナネジバナの育て方
■ネジバナ ラン科 山野草・ラン 原産 日本を含む東アジア
ネジバナ
日当たりのよい平地の自生しますが、公園の芝生や道路脇など人間の生活に身近な場所でもよく見られます。らせん状に咲く小花がユニーク。

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 らせん状に咲く小花
耐暑性
普通
耐寒性
普通
生育適温
使用用途
○鉢植え
栽培カレンダー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
花の咲く時期
 
植え付け
 
肥料


病気 なし 害虫 アブラムシ
春〜夏にかけて新芽や花穂にアブラムシが発生することがあります。見つけ次第薬剤を散布して駆除しましょう。

●日当たりのよい場所を好む
●基本的に肥料は不要
●水切れに注意

 日本を含む東アジアに広く分布し、主に日当たりのよい平地に自生しますが公園の芝生や緑地帯、道路脇など人間の生活する身近な環境の場所にもよく見られ、日本では最もありふれたラン科の植物のひとつではないかと思います。群生状態で自生していることが多く、初夏に花茎を長く伸ばして、そこを小さな花が螺旋階段を上るようにねじれながら次々と咲いていく姿がじつにユニークです。そのねじれるように咲く様子から「ネジバナ」の名前があります。別名のモジズリは織物の一種「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているといわれています。
 葉は10cmほどの長さで茎が伸びずに地際に生えているため花のない時期は芝生や他の野草に紛れてあまり目立ちません。地上部分に比べると地下の根は非常に太くしっかりとしています。
 花色は桃色と白のツートンカラーのものが一般的ですが白い花や淡緑色の花を咲かせるものもあります。その他に屋久島に自生する矮性種(わいせいしゅ:草丈の低い種)のヤクシマモジズリや奄美大島以南に分布するナンゴクモジズリ、白い花を付ける外国種のアメリカモジズリなどの仲間があります。
生育サイクル
ネジバナは冬葉と夏葉があり、季節によってその株姿が変わります。冬葉は短くて丸っこい形をしており地面にへばりつくようにべたっと放射状に広がります。一株で3〜5枚の葉を出します。
春に暖かくなると冬葉の中心から夏葉が出てきます。夏葉は5〜6枚出し細長く大きい形をしています。夏葉の中心から花茎が出てきて開花する頃には冬葉は枯れます。
秋になると夏葉のワキから冬葉が出てきて冬には夏葉が枯れて冬葉のみになります。常緑性で地上部が枯れてなくなることはありません。

 身近に自生して花を咲かせているので、簡単のように感じますが野生で自然に育っているものとは違い人の手で栽培するとなると案外難しい面も持っています。

 一年を通してよく日の当たる場所で育てましょう。半日陰の場所でも育ちますが、株がやや間延びしたような感じになります。軽い凍結程度なら枯れることはありませんが霜で根が浮き上がることがありますので、冬は霜の当たらない場所に置きましょう。特に砂質の土で植えている場合は霜の被害を受けやすいので注意しましょう。

 適度に湿り気のある環境を好みます。用土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えましょう。冬も土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ネジバナは水切れさせると作落ちしたり枯れてしまうことがあります。特に冬、他の草花や花木同様に乾かし気味に管理し水切れさせてしまうケースが多いので気を付けましょう。また、夏は単純に用土が乾きやすいので注意しましょう。水切れさせないことが栽培上の大きなポイント。
 生育を見て、花後に液体肥料を与えてもよいですが肥料を与えると大きくなりすぎることが多いので、できれば無肥料で育てます。
作落ち
環境の変化、病気、肥料不足や水切れなどが原因で前年に比べて育ちが悪く、株が十分に生長しないこと。作落ちさせてしまうとその年の開花は期待できない。一般的な園芸用語ですがラン(洋ラン・東洋ランともに)の栽培でよく使われる。

 水はけと通気性の良い土が適しています。水ごけや鹿沼土の単用、赤玉土と山砂を混ぜたものなどを用います。市販の山野草の土でも問題ないでしょう。

 春か秋に植え替えを行います。2.5号鉢(直径7.5cm)に1〜3株が目安です。やや詰め気味にたくさん植えると開花時に見栄えがします。群生させる場合は高さの低い浅鉢を使うとよいでしょう。鉢の底には水はけをよくするために大粒の軽石などを敷きましょう。

 株分け、実生(みしょう:タネまき)でふやすことができます。
株分けの適期は春3月もしくは秋9月です。鉢から抜いた株に3〜5本の茎で一株になるように分けます。ハサミやナイフを使わなくても手で軽く引っ張ると分けられます。
 実生は花の咲き終わった後にできるタネをまいて育てます。ネジバナは花が咲いてタネが熟すまでの期間が異常に短く、採取するタイミングを逸するとすでにタネが飛び散った後ということもあります(だいたい開花後1ヶ月以内でタネが熟して飛ぶ)。さやが黄色くなってきたらタネをとりだして親株の株元にまくか、その他、湿地性のランを植えている鉢にまきます。 タネは細かくホコリのようでまきにくいので鹿沼土の微塵に混ぜてかさ増ししたり水の中に入れてよくかき混ぜてまいたりします。
親株の株元にまく
ランのタネは発芽するための栄養を持っておらず、ラン菌(カビやきのこの類)の菌糸を取り込んで養分とします。ランの育っている場所にはラン菌がいるのでこのような変わったタネのまき方をします。


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