ヤサシイエンゲイ

つややかなサンゴ色の葉

オーロラ(セダム)

オーロラ
科名:ベンケイソウ科
学名:Sedum × rubrotinctum ‘Aurora’(= ‘Vera Higgins’)
原産地:園芸品種
草丈:10cm-15cm

難易度バー バー バー バー バー そだてやすい
耐寒性バー バー バー バー バー つよいほう
耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

オーロラ(セダム)とは

〔〕内は学名、S.はSedumの略

オーロラの紅葉
低温で色づいた葉
ぷっくりとした葉っぱのかわいらしい多肉植物です。分類ではセダム(属)の仲間です。オーロラは「虹の玉〔S. × rubrotinctum〕」というセダムのバリエーションの1つです。

虹の玉との一番の違いは葉っぱの色が全体的に淡く、筋模様が入るところです。このような模様の入る葉っぱを一般的に『斑入り』と呼んでいます。まとめると「オーロラ=虹の玉の斑入り種」と言うことになります。

葉っぱの模様は色が薄かったり境目が曖昧だったりと、遠目からではあまりはっきりしませんが、近くで見ると模様や微妙な色の変化がよくわかります。葉っぱの色は、季節や置き場所(環境)によって変化します。特に乾燥期は光沢のある美しいサンゴ色になります。

葉っぱだけでなく全体的に色素が薄いのか、虹の玉が明るい黄色の花を咲かせるのに対して、オーロラの花色は薄いクリーム色です。

斑入りで葉緑素が薄い割にはよく生長して増えるので、虹の玉同様に広く親しまれています。

育て方

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所に置くと、葉の色つやもよく、葉っぱの詰まった姿に育ちます。日照不足になると間延びしやすいので気をつけましょう。

虹の玉と比べると高温多湿にやや弱く、強い日射しに当たると葉が焼けて傷みやすいので、夏は風通しのよい明るい日陰のほうが無難です。

日射しになれていないと、5月頃でも1日で葉焼けを起こすことがあります(日陰からいきなり日当たりの良い場所に移動させる、など)。葉焼けを起こすと葉の一部(強い日射しが当たった箇所)が枯れて、茶色に変色します。枯れた部分は元に戻りません。

冬は強い霜や凍結に気をつければ屋外でも大丈夫です。

水やり・肥料
主な生育期は春から夏です。水は土が乾いたら与えます。乾燥には強いので乾かし気味でかまいません。肥料は土にあらかじめ混ぜ込んでおけばそれ以上は要りません。肥料が多いと葉が落ちやすく、葉色も鈍りがちになります。

ふやし方
さし芽で増やします。葉っぱの付いた状態で適当な長さに切り落とした茎を、用土に挿します。根が出るまでは明るい日陰に置き、水は与えません。

葉ざしは難しく、芽と根は出てきても、大きく育つことなく枯れることが多いです。これは斑入り種の宿命で、葉緑素が薄い(もしくはほとんどない)のが原因と思われます。

全く斑の入らない芽を吹くこともあります。これはオーロラの元となった、虹の玉の形質が発現したものと考えられ、一般的に「先祖返り」と呼ばれます。これはこれでかわいらしいですが、オーロラとは色合いや姿は異なってしまいます。ただ、葉緑素をしっかりもっているのか、根付きや育ちはよいです。斑入りはこのように形質が不安定なこともよくあります。

手入れ、など
茎が伸びすぎたら、短く切り戻します。そうすると、下の方から小さな芽がたくさん出てきます。新たに出る芽は、虹の玉に先祖返り(ふやし方の項を参照)することがあります。

夏の暑い時期は葉のピンク色が褪めて、全体的に淡い緑色になりやすいですが正常です。秋以降、気温の低下とともにピンク色が濃くなっていきます。キレイに色づかせるには、秋から春にかけて日当たりの良い場所で乾かし気味にします。

ポイント
強い日射しと高温多湿に気をつけます。

近い仲間

ニジノタマ
虹の玉
オトメゴコロ
乙女心
タマバ
玉葉
メイゲツ
銘月
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