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ルッコラ(ロケット)の育て方

ルッコラアブラナ科 学名:Eruca sativa 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(やさしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ふつう)

葉っぱにゴマのような香ばしい風味とピリッとした刺激的な辛味があり、主に若葉をサラダなどにして利用します。花は4枚の花びらが十字に開く、アブラナ科によく見られる姿です。色は淡い黄色で、かすかにゴマの風味があります

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
    バー バー バー バー バー   バー バー バー  
肥料
      バー バー バー バー バー バー バー  

収穫・利用 ポイント
収穫
葉が10cmくらいの長さになったら収穫時期です。だいたいタネまき後1ヶ月くらいから収穫を始められます。新しい葉はどんどん生長して育っていきますので、株を抜いて収穫するのではなく下の方の葉から順に摘み取って利用します。そうすることで長い期間収穫できます。数株あるとそれぞれから同時に数枚ずつ葉が収穫できます。

利用
さっと湯に通したりと加熱して利用することもできますが、火を通さずそのままサラダや付け合わせとして利用したり、サンドイッチに挟んだり焼き上がったピザに散らしたりと生葉のフレッシュな香りとぴりっとした風味は味のアクセントとしてぴったりです。チーズやオリーブオイル、生ハムなどと相性がいいです。

季節・日常の手入れ
葉を収穫する場合は花芽が出てきたら花茎ごと摘み取ります。花芽を摘み取ることでとう立ち(開花時期を迎えて、花茎が長く伸びること)を防ぎ新しい葉の生長が促されてたくさん収穫できるようになります。花を楽しむ場合はそのまま摘み取らずに育てます。

とう立ちすると葉がかたくなり、食用に適しにくくなるので、その意味でも収穫が目的の場合は早めに花芽を摘み取ったほうがよいでしょう。

日当たり・置き場所
日当たりを好みます。ただ、強い日光下では葉がかたくなってしまうので、真夏は移動できる場合は明るい日陰で育てます。地植えは遮光ネットなどで覆いをして30%程度の遮光を行うと葉が固くならず柔らかいものが収穫できます。

水やり・肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。あまり乾燥させすぎると葉の苦みが強くなって、香りや風味も弱まってしまうで気を付けましょう。

肥料は1000倍に薄めた液体肥料を水やり代わりに週1回与えます。

用土
水はけがよく、肥沃でアルカリ性の土を好みます。プランターや鉢植えの場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。水はけをよくするために川砂を全体の1割ほど混ぜてもよいでしょう
地植えの場合はタネをまく前にあらかじめ腐葉土などを混ぜて肥沃な土にしておきましょう。

植え替え・植え付け
一度タネをまいて育てると一通り収穫が終わって枯れるまで植え替えの必要はありません。

ふやし方
タネをまいて育てます。性質が丈夫で発芽しやすいので、まき時期さえ間違えなければ手軽に楽しめます。真夏と真冬を除いてタネまきできます。真夏は生育が衰え収穫しにくいこと、真冬は小苗が寒さに耐えらないです。春は3~7月、秋は9月~11月頃にまくと、よい気候の時期に順次収穫ができるでしょう。

タネは重ならないようにまいて2~3mm土をかぶせて発芽まで乾かさないようにしましょう。プランターや育てる場所に直接まいていきます。

発芽後は混み合ってきたところを間引きながら育てていきます。間引いたものもサラダなどに利用できます。間引きながら最終的には株と株の間が20cm感覚になるくらいにします。タネまきから1ヶ月~2ヶ月くらいで順次収穫できるようになります。タネをまく時期を少しずつずらして数回に分けてまくと長期間収穫できます。

かかりやすい病害虫
初夏から梅雨時期にかけて新芽を中心として葉や茎にアブラムシやアオムシが発生します。少量なら手でとってしまいましょう。

まとめ 
花芽がついたらつみ取ります(葉を収穫する場合)
夏は直射日光を避けます
肥えた土を好みます

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