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ザクロ ザクロ科 概要・画像
難易度
普通
原産
分類
別名
小アジア〜アフガニスタン
落葉性高木
石榴 柘榴
用途
鉢植え 盆栽 地植え
概要
主に中近東を原産とする樹木で、花を観賞する「花ザクロ」と実を収穫する「実ザクロ」に分けられます。花後にできる果実はテニスボール大ほどの大きさになり、秋に熟します。
ポイント

1日当たりがよく肥えた土を好みます
2肥料は年2〜3回与えますが窒素分は控える
3植え付けは暖かくなってから行います

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花の咲く時期
実が熟す時期
花芽形成期

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植え付け
   
 
さし木
   
 
肥料


病気 うどんこ病 ・害虫 ゴマダラメイガ カイガラムシ アブラムシ
 適切な環境下で育てていれば病気、害虫ともあまり見られない樹木です。日当たりや風通しが悪いとうどんこ病やカイガラムシ、アブラムシが発生することがあります。また、ゴマダラメイガの幼虫は果実の中に潜り込んで食い荒らす害虫です。早めに果実に袋かけを行い侵入を防ぎます。袋は10月上旬頃、収穫の1週間〜10日前くらいに外します。

花芽のつくられ方
 ザクロの花芽は春から伸びた枝に夏頃つくられます。花芽は短くて太い枝の先端から2〜3芽までに限られ、間延びした枝や弱々しい枝にはつくられません。翌年そこからさらに短い枝を少し伸ばして先端に花を数個咲かせます。目には見えませんが、花芽がつくられて咲くまでほぼ一年のサイクルで行われていることがわかります。
花芽が付くまでのサイクル
春:枝を伸ばす→夏:花芽がつくられる→秋〜冬:落葉する→春:短い枝を伸ばす→花を咲かせる
剪定(せんてい)・枝の整理
 地際から「ヤゴ」と呼ばれる勢いよく伸びる枝が出ますので、見つけ次第早めに付け根から切り落とします。また、落葉期の12月〜2月に間延びした枝(徒長枝)や、勢いよく真上に向かって伸びている枝(強い立ち枝)、木の内側に向かって伸びる枝(ふところ枝)を切り落とします。枝を切る理由は主に風通しや日当たりをよくするためです。そうすることで病害虫も出にくくなり、花芽もつきやすくなります。以上のように枝を切る作業は最低限のものでよく、あまり樹形を整えるのに注力する必要はありません。特に苗木は幹を太らせるのに重点を置き、枝を整えるのはそれ以降でかまいません。
注意点
前述のように花芽は夏に形成されます。要するに作業適期の冬にはすでに花芽がある状態ですので、花芽の付いている可能性の低い徒長枝や強い立ち枝を切る程度にとどめばっさりと枝を刈り込んだり、短い一年枝(その年の春に芽吹いて伸びた枝)の先端を切り落とさないように気をつけましょう。短い一年枝の先端を切り落とすと言うことは、花芽ごと枝を切ることになり結果として花付きが悪くなります。
  春〜夏、新しい枝が伸びている最中に枝を切ると、横から芽が出てきますが弱くて細い枝が出やすく冬枯れを起こしやすいので基本的にヤゴを取り除く場合を除いて、落葉期以外は枝をいじりません。
摘果(てきか)
 実ザクロを育てている場合、花の付け根の部分(子房)が小さくて細いものは実にならないので早めに摘み取り(摘果する)ます。実のなる花と実のならない花両方が咲く習性があるようです。

 日当たりのよい環境を好みます。日陰だと花付きが悪くなります。 植え付ける場所はできるだけ日のよく当たる場所を選びましょう。
 もともと暖かい地方の樹木ですので、やや寒さが苦手ですがしっかり根付いて環境に慣れてしまえば、日本海側の甲信越地方あたりでも地植えで育てることができます。
花が咲かない(実がならない)原因
1.日当たりが悪い
日陰では花が付かないので、植え付けるときはよく日の当たる場所を選ぶ。また枝を整理して風通しをよくして木の内部まで光が当たるようにする。
2.窒素分の多い肥料を与えた
肥料をよく吸う樹木です。窒素分を控えてリン酸やカリを主体とした肥料を与えます。
3.木が若い
苗木のうちはまだ木自体が充分育っていないのでどうしても花数は少なくなります。
4.木の老化
年を経ると木の勢いが弱くなり2年に1回しか実を付けなくなるというケースもあります。肥料をしっかりと与えて栄養不足にならないようにします。
5.その他
品種の違いや個体差により花付きが異なる場合もあります。育てる前に品種をよく選びましょう。


 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
 地植えの場合は植え付け直後にたっぷりと与えて、根付くまでは乾いたら水を与えますがそれ以降は特に必要ありません。
 ザクロは「悪食(あくじき)」と呼ばれ、肥料を与えれば与えただけ吸収して枝葉を茂らせて生長します。逆に言うと与え過ぎて根腐れを起こして枯らすことは少ないです。ただし窒素分の多いものを与えると枝葉は茂りますが花付きが悪くなりますので注意が必要です。肥料を与える時期は春の芽が出る時期、花後、果実収穫後の年3回です。窒素分を控えめにしてリン酸やカリを多く含んだものが好ましいです。花後の肥料は実を太らせるためで、収穫後の肥料は果実を実らせることで消費した栄養を補い、生長を回復させるためのものです(お礼肥、といいます)。

 水はけのよい弱酸性の土が適しています。鉢植えの場合、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。

 鉢植えの場合、2年に1回を目安に植え替えます。適期は3月の下旬頃です。
 もともと暖かい地方の樹木ですので、苗木の植え付けは暖かくなってから平地なら3月下旬から4月が適期です。植え付け後は支柱を立てて倒れないようにします。

 さし木、とり木、タネまきなどでふやすことができます。さし木が手軽で比較的やりやすいです。
 さし木は3月中旬〜下旬が適期で、徒長枝やヤゴを芽が出る前に15〜20cmの長さに切り、水に浸けて3時間ほど吸水させてから土に挿します。鉢に用土を入れて挿してもよいですし、日当たりのよい場所を選んで、地面に直接挿してもよいでしょう。枝は全体の半分くらいの長さが地中に埋まり、地表には1〜2芽が出るように深く挿します。
 ヤゴを用いたとり木も一般的な方法です。4月下旬頃に株元から勢いよく伸びるヤゴの樹皮を数センチ幅くるりと剥いで(環状剥皮)、そこに土を盛るか湿らせた水苔をまいて発根させます。8月頃に切り離して植え付けます。


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