冬でも葉の枯れない常緑性の多年草で、光沢のある細長い葉を斜め上に向かって伸ばします。花は淡い紫色、表面にオレンジ色の突起物ができてその部分を囲むように青紫色の斑点が入ります。花は短命で一日でしぼんでしまいますが、次々と新しい花を咲かせます。雰囲気としてはアヤメの色を薄くしたように見えます。 ごく当たり前に日本でも自生しているものをみますが、元々は中国原産の植物で古くに日本に渡来してそれが野生化したと言われています。生育は旺盛で根茎を横に伸ばしてどんどん広がっていきますが、元々タネを付けない性質でどのようにして日本全国をカバーするまでに広がっていったかはよくわからないようです。人の入っていない場所では見かけないとも言われていますので、人の手によって増えていったのかもしれません。 シャガの名前はヒオウギの漢名「射干」を日本読みしたものといわれ、葉がヒオウギに似ているところから間違って名付けられたと言われています。
■適した場所 明るい日陰でやや乾燥気味の土壌を好みます。常緑樹の下や建物の北側など普通の草花が育ちにくい場所でも比較的良く育ちます。花のない時期も光沢のある細長い葉が美しいので、庭園の下草などにも利用されます。寒冷地では寒さに耐えられないので地植えは適しません。 ■花がらを摘み取る 短命で花は一日でしぼんでしまいます。タネを付けることがないのでそのままにしておいても株の栄養が消耗することは少ないでしょうが見苦しい場合花がらはこまめに摘み取るようにしましょう。また、枯れてしまった葉も美観を損ねるので適宜取り除きます。 ■適応力が高い 適応力が高く一度根付いてしまうと失敗の少ない植物です。やや乾燥気味を好みますが、湿地でも慣れてしまえば問題なく育ちます。 ■肥料 花の咲く前2〜3月に堆肥を、花後にリン酸分の多い化成肥料を少量施します。たくさん与える必要はありません。 ■ふやし方・植え付け 株分けでふやすことができます。花後に新しく伸びた根茎を秋に切り取り植え付けます。根があまり張ってないようなら水分の蒸発を防止して根付きやすくするため葉を1/3ほど切り詰めてから植え付けます。 根茎は深く植えずに、地面に隠れる程度の浅植えにし通気性を良くします。植え付け直後、はじめはたっぷりと水を与えて乾燥させないようにします。根付いたらかなりの乾燥まで耐えます。植え付けは花後がもっとも適していますが、基本的に厳寒期を除いて随時可能です。 ■鉢植えにする場合 根茎が横に伸び大きくなるので、鉢植えにする場合は5号鉢に1株を目安にして植え付けます。地植えの場合と同様浅植えにします。土質は特に選びませんが、腐葉土をたっぷり混ぜ込んだ通気性の良い腐植質に富んだ土が適しています。 <掲示板へ>
’シ’からはじまる植物 アヤメ科 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
Copyright © 2000-2007けえ企画. All rights reserved. |