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画像:けえ企画 |
ヤシ科
Tracbycarpus
日本
ワジュロ
3m〜15m
★★☆☆☆ |
シュロについて
シュロはヤシ科の樹木で、主に九州南部を原産としますが野生化したものを関東地方あたりまで見かけることができます。枝はなく、幹がまっすぐに伸びて、その頂点に円形で扇状に深く裂けた葉を四方に伸ばします。幹は繊維状の毛で覆われており、この毛はシュロ縄やたわしの原材料になります。また、葉はさらして乾燥させ帽子や敷物、葉の軸を残して葉の部分をたこ糸などで束ねてハエたたきなどに加工されます。雄と雌の株があり雌株は5〜6月頃にクリーム色をした粒状の花を咲かせて、その後に実を付けます。実は直径1cmくらいで秋に黒青色に熟します。
中国原産のトウジュロも同様に利用されているポピュラーな種です。トウジュロはシュロ(ワジュロ)に比べて葉が小さくてピンと立ち、葉の軸も短いのが特徴です。庭木としてはこのトウジュロの方が鑑賞価値が高く広くて多く利用されています。また、地中海沿岸原産のチャボトウジュロという種もあります。
関係ありませんが、非常に特徴的な姿をしているので名前を覚えやすい樹木だと思います。
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1.シュロ(ワジュロ)の葉…先端が垂れ下がるのが特徴
2.トウジュロの葉…葉は小型で軸が短いのが特徴
3.シュロの幹…繊維質の毛で覆われています。この繊維から様々な日用品がつくられます
栽培メモ
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栽培カレンダー
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植え付け
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■適した場所
日のあまり当たらない場所を好む陰樹に分類されますが、日当たりの良い場所でも問題なく育つのでその点にこだわる必要はありません(ただ、幼木はやや日当たりの悪い場所のほうがよく育つようです)。腐葉土など腐植質のたっぷり入った水はけの良い土壌を好みます。湿潤な土壌を嫌いますので、水はけの悪い場所での栽培は避けます。
■枯れた葉は取り除く
生長が遅くて樹姿が大きく乱れることも少ないのであまり手間のかからない樹ですが、枯れた葉はそのままにしておくと全体の見栄えが悪くなりますので、それらを取り除く程度の手入れは必要です。
4月頃に新しい葉が出てくるのが確認できたら、枯れた葉や古くなって垂れ下がった葉を軸の元から取り除くようにしましょう。
葉は常に10枚程度付いていた方が生育がよいので、枯れた葉以外は取り除かないようにしましょう。
■花穂は切り落とす
雌株は5月頃に花を咲かせてすぐに実を付けます。実ができると、栄養がそちらに回ってしまい樹が十分生長できずに疲れてしまうので花穂が伸びてきたら開花する前、できるだけ早くに切り落としましょう。タネをまいてふやしたい場合は花穂を切り落とさずに実が熟すまでそのままにしておきます。
■肥料
肥料は年に1回、2月〜3月頃に施します。幹から少し離れたところに樹をぐるりと囲むように円状の溝を掘って堆肥や鶏糞を施します。
■病害虫
ほとんど見られませんが、風通しが悪い環境や梅雨明け頃にハダニが発生することがあります。見つけ次第駆除しましょう。
■ふやし方
タネをまいてふやすことができます。11月頃に熟した果実を採取して、日の当たらない涼しい場所で保存しておき翌年の4月頃にまきます。トウジュロとシュロ(ワジュロ)は交雑しやすいので近くに両者が植わっている場合(特にトウジュロをふやしたい場合)、はタネの採取は避けます。両者の交雑によってできたタネは質が悪く、トウジュロの葉の軸が短くてコンパクトにまとまるという特徴が損なわることが多いからです。
■利用・用途
ヤシ類で、どこかしら熱帯的な雰囲気があるので洋風の庭によく合います。一本で植えるよりも並べて植えたり、まとめて寄せ植えにしたほうが見栄えがします。庭などに植える場合は高さの違う3本を用意して、高低差を付ると全体が形よくまとまります。
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