ヤサシイエンゲイ

無数にぶら下がる果穂が印象的

シナサワグルミ

シナサワグルミ
科名:クルミ科
学名:Pterocarya stenoptera
別名:カンボウフウ 
原産地:中国
樹高:~25m
主な開花期:5月

難易度バー バー バー バー バー そだてやすい

耐寒性バー バー バー バー バー つよい

耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

シナサワグルミとは

羽状複葉中国中南部原産の落葉高木で、日本には明治15年に渡来しました。街路樹のほか、緑陰樹として公園にも植えられています。樹上から無数に垂れ下がる花穂(果穂)が印象的で、初夏~秋は比較的目に付きやすい樹です。

樹高は20m~25mに生長する高木です。樹皮は灰褐色で、縦に大きく裂けます。

葉は小葉が軸に沿って左右に並んで1枚の葉を形成する複葉で、枚数は偶数のこと(偶数羽状複葉)が多いですが、奇数(奇数羽状複葉)になることもあります。小葉は葉の縁にギザギザがあり、葉軸にはヒレのような翼(よく)がつきます。枝への付き方は左右交互の互生です。

葉っぱと若い果穗
葉っぱと若い果穗
幹
開花期は5月で、雌花と雄花があり、どちらも房状につきます。雌花は長い穂状で春に伸びた短枝(一年枝)の先から垂れ下がります。雄花はしっぽ状で昨年伸びた枝(前年枝)の先端にぶらさがります。

雌花は花後に実を付け、花穂の長さが20cm~40cmになります。実(堅果)は左右に幅の狭い三角の翼を付け、秋に熟します。

名前の由来

中国原産のサワグルミという意味です。サワグルミは日本の山野に自生する、同じ仲間の樹木です。

属名のプテロカリアは「翼のある果実」、種小名のステノプテリスは「狭い翼がある」という意味です。中国名から、カンポウフウ(嵌宝楓)とも呼ばれます。

近い仲間

〔〕内は学名 P.はPterocaryaの略

よく似た仲間にサワグルミ〔P. rhoifolia〕があります。区別するポイントは翼で、サワグルミの葉軸には翼がありません。また、実の左右に付く翼は丸くて幅があり、明らかに形が違うので、実のついている時期は、こちらのポイントをおさえておくと便利です。サワグルミは街路樹などに利用されることは通常なく、街中で見ることはまずないと思います。

育て方

栽培カレンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
        バー              

 

適した場所
日当たりの良い湿潤地が適していますが、特に場所を選ばずによく育ちます。

植え付け
耐寒性は比較的強く、北海道以南で植栽できます。

ふやし方
タネをまいてふやします。

病害虫
ときおりケムシ類が見られますが、それ以外はあまりありません。

利用
強剪定にも耐えるので、スペースのない場所では、切り詰めて仕立てる事もできます。ただ、狭い場所で無理に育てる必要はないでしょう。

庭木にできなくはないですが、自然樹形で育てるならスペースが必要です。枝を横に伸ばし、大きく葉を広げるので、緑陰樹にはぴったりでしょう。

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