ガーデニングの家庭の医学「ヤサシイエンゲイ」


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 過去ログからのスレッド一覧 

選んだ記事は [No17398] です。

  [17398] あじさいがしおれてしまいました。
    DATE : 2005年09月29日(木) 12時21分
    NAME : はるよさん
    EMAIL:
    U R L:


    庭植えにしてあるあじさいがしおれてしまい、水をたくさんあげても元気になりません。今年の夏の初めに購入して半日陰に植えました。とても元気で大きな花も咲き、少ししおれても水を与えればすぐに元通りになっていましたが、ここ数日しおれた様子で水をあたえても元にもどりません。なぜでしょう?

 
[17403] (1) Re: [17398] あじさいがしおれてしまいました。  
DATE : 05/09/29(木) 19:34
NAME : CBさん
EMAIL:
U R L:


通常は、丈夫なので、容易に活着するものですが、運が悪かったのかも。
植え替えたときに、スポット引き抜いて、其のままスポット埋めたと想像します。やはり、
1)根を半分程度解したり、
2)切ったり、それに平行して、枝葉を半分程度切り詰めれば良かったかも知れませんね。
3)其の他、埋め込み穴が必要最低限度と小さかったとも、推測されます。
4)その結果、根張りの成長が弱く、環境の良いときには、元気そうにしていますが、環境の変化に付いて行けず、乾湿寒暖の変化で、萎れたりしていたのでしょう。・・・・植え替えた時点が、最盛期。その後停滞し徐々に衰退して言った。
5)萎れるから潅水する。・・・当然の行為ですが、余り頻繁に起こるようでしたら、ここで注意・疑うべきであった。 この時点で、衰退が加速され現在に至った。根腐れ。

対策。
掘り返して、根を観察し、植え替える。 根の掃除や茎葉の剪定・挿し木をする。当然穴は大きく掘り、穴に水を張って、排水浸透状況を診る。

腐葉土と土を半々に混合して、埋め戻す。
植える。水を数回に分けて、十分に潅水する。その後は断水。心配なら、5cm掘って乾いていれば、十分に潅水。

ここで、初心者さんは、考える!。来年の花は咲くだろうか?。
  回答。最優先課題は枯らさない・生かすこと。 花は二の次。咲けば良いし、咲かなければ、再来年がある。と考えるようにする。物事全て、優先順位があります。

次に肥料はどのくらい必要か? 聞く前に肥料を与え過ぎている。多量に施肥した後で、質問される方が多い。
  回答。肥料は与えなくても良い。余程の痩せた庭で無い限り、十分に自然の土に含まれている。ので、少なくとも1年は必要が無い。適期に適量施せば尚良いことは、最良の方法ですが、なまじ施肥すると返って、弱らす。
植木鉢は、肥料の流失が多く、流入がないので、追肥が必要な時も有る。
農地は、単一品種の・密植え混雑植えの・連作のし捲くりですから、肥料切れも起こる。肥料も、消費は偏ってなくなりますから、不足成分を考えて、追肥しないと、チッソ過多障害が起こる。風呂もかき混ぜないと、表面が熱い底は冷たい。これからの入浴に良く起こる。のイメージ。  

復習も兼ねて、補足。
 アジサイは、殆ど、鉢植えの開花株を買います。
一寸休憩。タンスの宣伝している。沢口のやっちゃんが好きやねん。(^_^;)
 この時点が絶好調の最高の状態。後は弱るのみ。従って必ず植え替えが必要。なぜか? 根詰まりしているので乾湿状態の管理が難しい。
植え替える時の注意。元の鉢土と新しい土の水の馴染みが合いにくい。
この点を理解していないと、株元がジュクジュクのドボドボの超過湿状態になったり、逆に、新しい土が過湿で、株元の土が乾燥したり、水を弾いて、含水しなかったりと2極化現象に陥ります。更に水脈筋ができているので、潅水しても、保水する以前に流れ去ります。これを水遣りとは言わずに、水遊びと言っています。
又根を少し切らないと、甘えて、新しい根が新しい土に出ようとしない。部屋に閉じ籠り現象が起こる。

肥料はドウでも良いですが、開花前の蕾の時に、カラカラに乾燥させると、
金属イオン(栄養)が解けにくく、吸収されていないので、栄養不足となり、花色が悪くなる。白くボケる。傾向にあります。開花まで(蕾が開き加減になる)
余り、萎れさせないほうが良い。少しアルミ系の肥料を混ぜると発色が良いといいます。

萎れているアジサイに、十分潅水して、30分前後で、シャキっとしないとか、たびたび萎れるようなら、根張り状態とか、培養土の乾湿状態を再検討したほうが良い。当然潅水の仕方も。暖かいと、葉が生い茂っているので、散水すると、葉が邪魔して、根元に水が滲みこまない。根の外側に落ちるか、表土で流れ去る。根張りは、外葉の真下辺りまで伸びている。根が浅いので、夏場に株元に日が当たる様なら、敷き藁等で保護したほうが良い。冬には、新芽が凍傷し易く、花芽も安定していないので、新芽が枯れたり、花芽が葉芽に変わる場合もある。北西風の寒乾風から保護するのも一つの方法。(冬囲い・囲いは密閉することではない。自然換気を計る)
花芽はどちらかと言えば、変質異端児と考えた方が楽。
 と考えます。





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