DATE : 06/06/11(日) 09:33
NAME : CB大阪さん
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http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/kalanchoe3.htm極端にに言えば、根弱りとそれによる茎枯れ。
主な原因は、日光不足と用土過湿に拠る根弱りと茎細胞(褐色木質部分)の弱り。仮眠に入ったか、不要部分を切捨て親の生命維持と子作りに入った。この場合の子作りとは、枝葉を落として、挿し木のように栄養繁殖することで新たに、種や球根のように株別れのことではない。
弱る・・・茎細胞が死ぬ・・枝葉を落とす・・・落ちた枝葉に根が生える。・・・数が増える。 ところがこれは自生地における環境があっての話で、本能は有っても、家庭の菜園環境では、自然には見られない。人為的手助けが必要である。
つまり、弱って萎びて潅水してもシャキっとしない枝の先端の葉は、褐色枝が死んでいる。そこで、緑軸を適当に摘んで、挿し木するということです。そうすれば、3日程で緑軸の萎びた葉はシャキっとしてきます。そのまま彫っておいても良いし、2-3週間後になれば根も出てきますから、植え替えても良い。
緑軸は多少ジュクジュクでも育つ。褐色茎は弱い。花が付けばますます弱い。
キーポイントは、
多肉である。やや環境に弱い多肉である。
多肉ですから、乾燥にもある程度耐えられる。耐えられるということと、綺麗に育つと言うことは別である。
カランコエは、太陽を好む多肉である。太陽を好みますが、高温は苦手である。夏場の日当たりは、高温を必然的に伴う。これがやや弱いという意味です。具体的には、最適生育温度は20度+-5度 最低温度5度 真夏の直射日光かでは、落葉したり、根が弱ったりして消滅壊死することも多い。やはり温度管理も大切ですが、太陽の方がより大切。それらよりも排水と乾湿管理のほうがもっと大切。
弱りが、簡単には解らない、弱ってから、表情が現れるまで時間がかかる。
普通の草花なら、葉や新芽が萎れますし潅水すれば20-30分でしゃきっとする。しかしカランコエは2-3日かかる。原因は1-2週間以前にあるということです。
理想的には(屁理屈 不可能)・・・20度の一定温度管理、太陽は6時間当てて、後は暗闇に入れて光を遮断する。一日で鉢底の土まで乾燥する肥沃な土に植え込んで毎日潅水する。そうすれば周年開花しやすい。・・・短日処理。
3日置きに潅水はダメ。鉢底(根の周りの土がさらっとした保湿環境にあるかどうかを確認すること)・・・今潅水して、3日後に掘り返して、土を見ればよい。どのような常態かよく解る。土の解剖ですね。根の状態も観察する(監察医になった気分) ついでに植え替えと萎れた緑軸を挿し木をすればよい
。弱れば宝くじに当たったと思って、監察医になることが一番大切。
と考えます。
挿し木は緑軸でなくても、褐色軸でも根は出ますが、必ずしも根が出るとは限らないし、萎びた葉が戻らない場合も有る。緑軸は殆ど根が出る。挿し木は明るい日陰・半ひかげが良い。適切な温度さえあれば、真冬でも真夏でも良い。
冬は室内で夏は涼しい木陰。
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