ガーデニングの家庭の医学「ヤサシイエンゲイ」


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選んだ記事は [No23179] です。

  [23051] カランコエが枯れそうです。どうしたら助けられるでしょうか。
    DATE : 2006年06月11日(日) 01時02分 *
    NAME : かに玉さん
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    はじめまして。カランコエが枯れそうで、どうしたらよいのか途方にくれています。「水をやるのは3日おきくらいでOK」ときいていたので、ときどき水をやっていました。いつの間にか花と葉が枯れてきてしまいました。後からインターネットで、「過湿を嫌う」ということを知りました。もしかしたら水のやりすぎが原因でしょうか。また、我が家はあまり陽がささないので、部屋の明かりだけで、陽にあてていませんでした。これも原因のひとつでしょうか。対処法方法を教えていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。

 
[23058] (1) Re: [23051] カランコエが枯れそうです。どうしたら助けられるでしょうか。  
DATE : 06/06/11(日) 09:33
NAME : CB大阪さん
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http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/kalanchoe3.htm

極端にに言えば、根弱りとそれによる茎枯れ。
主な原因は、日光不足と用土過湿に拠る根弱りと茎細胞(褐色木質部分)の弱り。仮眠に入ったか、不要部分を切捨て親の生命維持と子作りに入った。この場合の子作りとは、枝葉を落として、挿し木のように栄養繁殖することで新たに、種や球根のように株別れのことではない。
 弱る・・・茎細胞が死ぬ・・枝葉を落とす・・・落ちた枝葉に根が生える。・・・数が増える。  ところがこれは自生地における環境があっての話で、本能は有っても、家庭の菜園環境では、自然には見られない。人為的手助けが必要である。
つまり、弱って萎びて潅水してもシャキっとしない枝の先端の葉は、褐色枝が死んでいる。そこで、緑軸を適当に摘んで、挿し木するということです。そうすれば、3日程で緑軸の萎びた葉はシャキっとしてきます。そのまま彫っておいても良いし、2-3週間後になれば根も出てきますから、植え替えても良い。
緑軸は多少ジュクジュクでも育つ。褐色茎は弱い。花が付けばますます弱い。


キーポイントは、
多肉である。やや環境に弱い多肉である。
  多肉ですから、乾燥にもある程度耐えられる。耐えられるということと、綺麗に育つと言うことは別である。
カランコエは、太陽を好む多肉である。太陽を好みますが、高温は苦手である。夏場の日当たりは、高温を必然的に伴う。これがやや弱いという意味です。具体的には、最適生育温度は20度+-5度 最低温度5度 真夏の直射日光かでは、落葉したり、根が弱ったりして消滅壊死することも多い。やはり温度管理も大切ですが、太陽の方がより大切。それらよりも排水と乾湿管理のほうがもっと大切。
弱りが、簡単には解らない、弱ってから、表情が現れるまで時間がかかる。
普通の草花なら、葉や新芽が萎れますし潅水すれば20-30分でしゃきっとする。しかしカランコエは2-3日かかる。原因は1-2週間以前にあるということです。
理想的には(屁理屈 不可能)・・・20度の一定温度管理、太陽は6時間当てて、後は暗闇に入れて光を遮断する。一日で鉢底の土まで乾燥する肥沃な土に植え込んで毎日潅水する。そうすれば周年開花しやすい。・・・短日処理。


3日置きに潅水はダメ。鉢底(根の周りの土がさらっとした保湿環境にあるかどうかを確認すること)・・・今潅水して、3日後に掘り返して、土を見ればよい。どのような常態かよく解る。土の解剖ですね。根の状態も観察する(監察医になった気分) ついでに植え替えと萎れた緑軸を挿し木をすればよい
。弱れば宝くじに当たったと思って、監察医になることが一番大切。
 と考えます。

挿し木は緑軸でなくても、褐色軸でも根は出ますが、必ずしも根が出るとは限らないし、萎びた葉が戻らない場合も有る。緑軸は殆ど根が出る。挿し木は明るい日陰・半ひかげが良い。適切な温度さえあれば、真冬でも真夏でも良い。
冬は室内で夏は涼しい木陰。



 
[23059] (2) Re: [23051] カランコエが枯れそうです。どうしたら助けられるでしょうか。  
DATE : 06/06/11(日) 09:41
NAME : 千葉鈴さん
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これは私の経験ですが、参考になりますかどうか?
冬季0度以下の所に置いたために、生育に影響が出た?(休眠期12月ー2月)
4月ー10月下旬までは戸外で雨に当てても大丈夫です。
晩秋からは部屋の窓際の日当たりのよい所に置く、
12月ー3月中旬迄は完全断水します。新しい用土で植え替えます。
健全な葉、茎がありましたらサシキにして復活させた法が良いかも?
サシキの時期は4月ー7月一杯、 9月ー10月の2ヶ月間です。
用土は、赤玉土の小粒か川砂の挿し床に挿します。挿したら半日陰の
所に置いて萎れぬ程度に水管理をします。
種によっては,葉の先端部分から根をつけた子を吹かせる物もあります。
切り取って用土の上に乗せて置くだけで簡単に増やせます。

 
[23076] (3) Re: [23051] カランコエが枯れそうです。どうしたら助けられるでしょうか。  
DATE : 06/06/11(日) 15:52
NAME : ワークさん
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元気な枝を水に差しておけば、簡単に発根しますよ。
この状態で2ヶ月以上放置してありますが、葉や茎の成長より、根の成長が著しいようです。なので、緑色の部分は特に変化ないですが、確実に生きています。

 
[23086] (4) Re: 貴重なアドバイスをありがとうございます。  
DATE : 06/06/11(日) 21:57
NAME : かに玉さん
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 CB大阪さん、千葉鈴さん、ワークさんこんばんは。かに玉です。貴重なアドバイスをいただき本当にありがとうございます。日々枯れが進む鉢に途方に暮れていたのですが、「助かるかもしれない!」 希望の光が差しました。

 早速、様子を見るため枯れている葉と花を取り除きました。主となる太い茎と1/3くらいの枝葉や花茎は元気な緑色でしたので、残すことができそうです。とりあえず、まだ挿し木はしないで、陽に当てるため鉢を外に置いて様子を見ようと思います。
 
 用土は非常に湿っていました。白カビが生えている葉やきのこのような丸い白いもの(肥料なのでしょうか?)が土の上に4〜5個あるのが分りました。また、土の表面や中に小さな黒い虫がたくさんいました。これらの虫やカビの発生は土の湿気のためでしょうか。水はけのよい土に替えようと考えています。
 
 実は、ご相談したカランコエの鉢は2週間ほど前にいただいたものです。そのときに鉢の周りを綺麗なリボン・不燃紙・ビニールなどでくるむように素敵にラッピングされていたので、水やりをしてそのまま飾っていたのです。これでは土や下の方の枝葉が乾くはずもありません。言語道断でした。植物を育てるのが初めてだったとはいえ、水やりさえすればよいと思っていた自分を反省しています。
 
 小さな虫と白カビ(白カビは1枚の葉だけについていました)が気になっています。これらはやはりカランコエには悪い影響を与えるものでしょうか。もしよろしければ、発生を抑えるための対応策を教えていただければ幸いです。

 
[23094] (5) Re: [23086] 貴重なアドバイスをありがとうございます。  
DATE : 06/06/11(日) 23:30
NAME : VITAさん
EMAIL:
U R L: http://vita.easter.ne.jp/


いきなり日に当てないほうがいいですよ〜。
人間の日焼けと同じように、植物も日焼けします。
葉やけって言うんです。
人間のお肌と同じように、徐々に日光に慣らしてくださいね。
せっかく残った葉っぱが、枯れちゃいますよ。

白い粒はIB化成肥料と思います。
こんなかんじでしょ?
http://www.haiflower.or.jp/nikki/tuihi/nikki_tuihi.html

カビと虫とラッピングに関しては、ご想像通りだと思います。
有機物(おそらく傷んだ根)があるために、発生したのだと思います。
乾燥気味に保てば、自然となくなりますよ。

 
[23179] (6) Re: [23051] カランコエが枯れそうです。どうしたら助けられるでしょうか。  
DATE : 06/06/14(水) 01:37
NAME : かに玉さん
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U R L:


VITAさん、貴重なアドバイスをどうもありがとうございます。
植物にも慣れが必要で、いきなり日光に当てると「葉焼け」が起きるということをはじめて知りました。
幸い(?)カランコエを置いた我が家のベランダには陽があまりささず、さしても短時間ですが、まずは慣らすことと直射日光があたらないように気をつけます。このところの雨でまだ土は湿ったままです。早めに土を替えて、湿気に気をつけて虫問題も解決したいです。
それから、肥料の写真もありがとうございました。きのこじゃなかったんですね。(ほっ)
ありがとうございました。カランコエが元気になるようにがんばります。





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