DATE : 03/11/28(金) 16:39
NAME : Polar Starさん
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購入した株を植え付けたところ、用土とのなじみが悪く枯れるというのはよくあることである程度は仕方ありません。 ただできるだけそういうことのないようにすることはできます。 まず用土は必ず新しいもの、できれば自分で無菌であることが分かっているものだけをブレンドします。
シクラメンの場合、赤玉土6、高温殺菌済みの腐葉土またはバーク堆肥3、 くん炭またはヤシガラ活性炭1ぐらいの混合比で用意し、 さらに植付け時、植え穴に生物資材のドクターキンコン+酸素が一番を少々施せば活着率はかなり上がります。 高温殺菌済みの腐葉土はあまりありません。自分で殺菌します。面倒なら乾燥タイプの腐葉土にします。 私は殺菌後、生物資材のだるま菌を撒いておき、腐葉土内で増殖させ、それを使うようにしています。
枯れかけている株を何とか助けたい気持ちはよくわかりますが、単なる用土との相性の問題ではなく、 病害の発生によるものの場合、病気の蔓延を防ぐためにも弱った株は撤去するのが一番です。 一応病害として可能性のあるのはシクラメン委凋病(フザリウム菌)です。 これにはホームセンターなどでも売っている殺菌剤、ベンレートが効果ありますが、発病した株はまず助かりません。 枯れかけた株をスコップ等で起こしてみて、新しい根が伸びているようでしたら、 まだ可能性があるので、元に戻す前に、酸素が一番(ホームセンターで売っている)を植え穴に撒き、 さらに植え戻した後ベンレートを潅注しておくと復活するかもしれません。 あ、それから土中温度が25℃を超えるような日が続くと、シクラメンは弱るものがでてきます。 ベランダで育てておられるようですが、小さな寒暖計をプランターにさしておき、 はれて暖かい日の温度をチェックし、あんまり土中温度が上がるようなら、 半日陰に置くようにする方がいいと思います。特に植付け直後、活着前に高温や直射日光に長時間さらすと活着が悪いです。特に西日はよくない。 それと肥料は必ず活着後に与えます。 自分で用土をブレンドすると肥料も自分で調整できるというメリットもあるわけです。 安い肥料入りだという花の土を買ってきてプランターに植え付けるというのは簡単ですが失敗も多いと思ってください。
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