DATE : 03/12/19(金) 12:00
NAME : Polar Starさん
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パンジーやビオラは育てたことがないので適任ではないのですが、どなたからも返答がないようなので、 分かる範囲で答えます。 病害虫の特定は大変難しいものです。人間や動物なら専門のお医者さんに見てもらえばすみますが、 植物の場合育てているものが自分で判断するしかありません。 そこで大事なのは予備知識です。 パンジー、ビオラだけに限れば、いくつかのサイトが典型的病状を写真つきで解説しているので参考になるかと思います。
・京都パンジー通信 ・大阪府園芸植物病害虫図鑑
上記サイトを検索されれば病気の症状がわかります。
投稿の内容からだけでは、判断が難しいのですが、 いくつかの可能性とその場合の私ならこうするという対処を示します。
モザイク病…ウイルスが原因で発病後の対処法はない。成長期のアブラムシ対策が唯一の予防法。 灰色かび病…花びらにまず感染することが多い。 花がら、病葉の完全撤去の後、ロブラール水和剤(タケダ)等の適合薬剤を株と鉢土の両方に散布する。 斑点病…病葉の完全撤去後、ダコニール剤の散布を株及び鉢土に行う。
上記の薬剤はたいていのホームセンターで扱っています。専用のスプレーで必ず展着剤を加えて散布します。 これから先は上の方法で改善しない場合の裏ワザになります。試す場合は自己責任でお願いします。 現在の症状は実は購入当時から既に感染していたものが発現した物かもしれません。 こういう場合、適合薬剤を使ってもほとんどの場合、治りません。 なぜかというと育成業者が既に様々な強力な薬剤を使用した後に発生していますから、病気が薬剤に対して耐性を持っているからで、素人が手に入るような薬剤ではまず効かないのです。 こういう場合、わたしはカビとり剤を使います。お風呂用として売られている塩素系のカビとり剤です。 カビ菌が原因の斑点性の病害の場合、綿棒に原液を染み込ませ、斑点部分に塗りつけます。病葉は撤去するのが一番ですが、そうすると葉がほとんどなくなるという場合、これしかありません。注意を要するのは原液は目に入るととても危険だということで、原液が葉の健全部分まで枯らすというのは今のところ経験ありませんが、原液の飛沫が目に入って大変痛い目にあったことがあります。 鉢土の上にも一回だけスプレーします。くれぐれもやり過ぎないように。葉への塗布は3日ほど連続で行います。カビとり剤の塩素成分には残効性がないようで、一回ではだめなようです。この裏ワザはだめ元という感じでやることになります。 しかし実際この方法で治ったものが私の場合たくさんあります。
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