DATE : 03/12/24(水) 22:33
NAME : Polar Starさん
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古くなった葉が順番に黄色くなるのは自然のことで特に問題はないのですが、 一気に葉が全部黄色くなるというのは経験がありません。 一般に置き場所の温度が高いと老化のスピードが促進され、葉が黄色くなるスピードが速まるようです。 暖房してある部屋に置いていると人間には快適でもシクラメンには暑過ぎると言う事があります。 冬だと乾燥も加わり、シクラメンには苛酷です。 暖房による高温がハダニを発生させているかもしれません。高温と乾燥はハダニの好む環境です。 この場合殺ダニ剤を散布します。虫眼鏡等で、葉をよく観察すれば発見できます。 私はシクラメンを置いてある部屋は日中暖房を入れません。 南向きの部屋なので日当たりがあれば室温は18℃ぐらいになり、シクラメンにちょうどいい温度ですが、 人間には少し寒く感じるかもしれません。日の照らない日でも暖房は入れません。 室温は12℃ぐらいの日もありますが、我慢します。 どうしても入れたいときは同時に加湿器も入れ、湿度が80%を超えるようにします。 そうすれば気温が15℃程度でも何とかしのげますし、湿度が高い方がシクラメンにはいいようです。 逆に夜は気温の下降を避けるため暖房を入れます。 ただし設定温度は14℃です。 つまり室温をシクラメン優先にしているわけです。
栄養素ではチッソが葉緑素を作る原料ですから、それが不足する場合も葉を黄色くする原因です。 栄養剤はよくあるアンプル形式のものでそれが原因とは考えにくいです。 人間の栄養ドリンクと同じで、内容はほとんど水ですから。 濃縮タイプの液肥を規定倍率以上の濃さで使うとひょっとするとそういう症状が出るかもしれません。
もう一つは日光不足。 一日あたり少なくとも3時間以上は日に当てないと新しい葉や花芽が形成されず結果的に黄色い葉が目立つことになります。 病害では灰色カビ病(ホドリチス菌)による葉枯れが考えられます。 この場合、単に黄色くなるだけでなく、葉に不正形の枯れこみがあり、その部分にカビが生えます。 まず花びらに赤い斑点が見られるのが普通で、ピンク系の花ではよく分かるのですが、 もともと赤色の花だと感染が分からないかもしれません。 球根腐敗病のような細菌性の病気は病気の進行が極めて早く、葉が緑色のまま倒れてしまいますからこれではないでしょう。 灰色カビ病はホームセンターなどで手に入る薬剤がありますから、これを散布することになります。 枯れた葉をまず撤去するのが原則です。
インターネットで「ハダニ」「灰色カビ病」と入力して別々に検索すれば様々な植物の感染症状が写真で見られます。 それを参考にしてこれらの病気だと思われる場合は適合薬剤で対処してください。 葉がほとんど黄色くても新しい芽がまだ生きている場合、回復する可能性は充分あります。
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