DATE : 04/09/27(月) 00:16
NAME : Polar Starさん
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斑点が出る病気で、進行がそれほど早くない場合、カビ(糸状菌)が原因の場合が多いようです。 名前は褐斑病だったり、黒斑病、炭そ病、紅斑病など菌の種類や取り付く植物ごとに違う名前がついていたりとややこしくなっていますが、対策はどれも同じようなものです。
薬剤としては、有機硫黄系のジネブ剤(ダイセン)、マンネブ剤(マンネブダイセン)、マンゼブ剤(ジマンダイセン)。 有機塩素系として、キャプタン剤(オーソサイド)、TPN剤(ダコニール)。 ベンゾイミダゾール系として、チオファネートメチル剤(トップジンM)、ベノミル剤(ベンレート)などがホームセンターなどで簡単に手に入るものです。
以上に挙げた薬剤は実際に私が使ってみた薬剤のごく一部です。 結論から言うと、斑点性の病害に以上の薬剤の効果はとても薄いものです。 特にカランコエのような多肉系植物は葉肉が厚く、その中の水分が豊富でカビなどが原因の病気にかかると、菌糸が深く浸透して、薬剤が届きにくく、そのくせ多肉系の葉の表面は薬剤が付着しにくいものが多いので、ますます効果が薄いです。
カランコエは比較的簡単に挿し木などで増やせるので、株の更新を図られた方が早道だと思います。
どうしても病気をやっつけたいと思われるときは、私がやる裏業があります。 これは風呂のカビとり剤として売られているものを使用するというものです。
成分は塩素系薬剤+界面活性剤ですが、これを斑点が出ているところに爪楊枝の先などにつけて液をたらします。
くれぐれもたくさんつけないように。多肉系の葉の場合、液がついたところは焼けて穴があきますから、たくさんつけると菌も死んだが植物もかれたということになります。
しかも水虫治療のようにこれを毎日一週間ほど繰り返す必要があります。 斑点の数が多いととてもできる作業ではありません。 裏技はあくまで自己責任でお願いします。
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