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スイレンの育て方

スイレンスイレン科 学名:Nymphaea 用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう~むずかしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(種により異なる)

多年生の水生植物で世界の熱帯、亜熱帯に約40種類が分布しています。性質上、「耐寒性スイレン」と「熱帯性スイレン」の2タイプに分けることができます

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
基本的に水に沈めて栽培しますが株元までしっかりと日光が当たらないと花付きが悪くなります。生育期には次々と葉がでてきて水面を覆ってしまい株元への日光が遮断されてしまいます。枯れて腐りかけた葉はこまめに摘み取るようにし、それでも株元まで日光が当たらない場合は適宜、葉を摘み取って水中まで日光が当たるようにしましょう。

特に夏場は水温が上がって枯れた花や葉が腐りやすいですので枯れた花や葉はこまめに取り除きましょう。枯れた葉や花は付け根から取り除きます。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育て、株元までしっかりと日光が当たるようにしましょう。夏場は水温が上昇しますので涼しい場所に置くか水を足して水温が上がりすぎないように気を付けます。

耐寒性スイレンは寒さに強く水中で越冬しますので、冬でも特に保温などせずにほおっておいても大丈夫です。しかし、熱帯性の場合は寒さに弱く、水温が15℃以下になると枯れてしまうことがあります。10月頃に株を掘り上げて葉を取り除いて水を入れた容器にその株を沈めて水温が15℃を切らないように保温して越冬させます。越冬に成功した株は5~6月頃に植え付けます。

水やり・肥料
水に沈めて栽培しますので基本的に水やりの必要はありません。スイレン鉢で育てている場合は水が減ってきたら足すようにして、水が濁るようなら、新しい水に入れ替えます。特に夏場は水が傷みやすいので気を付けた方がよいでしょう。

肥料は植え付ける際に元肥として骨粉などを土に混ぜ込みます。化成肥料は水を汚しやすいので適しません。

用土
用土は粘土質の重い土が適しています。「荒木田土」という用土が市販されているので、それを使用するとよいでしょう。

植え替え・植え付け
育てるためにはスイレン鉢を用いるか池があるならばそこに植え付けたり、植え付けた鉢を沈めて栽培します。スイレン鉢は底に穴のあいていない水を貯めて使うタイプの陶器製の大鉢です。

植えつけの適期は4~5月で、直径18cmほどの植木鉢に芽が土の上に出るように浅植えにします。芽が伸びるスペースを考えて植え付けましょう。 一鉢に一株が目安です。

鉢植えで育てている場合、生育が早くすぐに鉢の中が根でいっぱいになってしまいますので 毎年新しい用土で植えなおします。ほおっておくと根づまりしやすいです。

植え付けの手順

1.土を用意する
用土(荒木田土など粘土質で重い土)の一部に肥料として骨粉を混ぜます。

2.土を入れる
骨粉を混ぜた土を鉢底から3分の1くらいのところまで入れます。

3.株を植え付ける
そこに芽の先が土の上にでるように肥料の混ぜていない用土で浅植えにします。新芽の伸びるスペースを考えて植え付けましょう。すきまができないように割り箸や棒などで土をしっかりと突き固めます。このときにしっかりと土を突き固めておかないと水に沈めたときにせっかく植え付けた株がプカリと浮いてきてしまいます。植え付けた株が浮き上がってこないように表面に表面に重石として小石を並べておいてもよいでしょう

4.スイレン鉢にいれる
水を張ったスイレン鉢、もしくは池に植え付けた鉢を静かに沈めます。 芽の先から水面まで15cmくらいが目安です。鉢底にレンガを敷くなどして高さを調節しましょう

5.水深を調節する
生長に応じて徐々に水深を深くし、最終的には耐寒性の場合はを30cm、熱帯性50cmの水深に調節します 。下に敷いたレンガを採るか水の量を増やすなどして調節しましょう

ふやし方
大きくなった株は株分けをしてふやすことができます。適期は植え替え時期と同じです。一株に1芽が付くようによく切れるナイフなどで株を分けます。乾燥させないように株分けを行ったらすぐにそれぞれを植え付けます。このときに腐った根は整理して取り除きますが生きている根は切らないように注意しましょう。だいたい3年に1回くらいが株分けの目安です。熱帯性のものは子株が発生することがありますのでそれも親株から同様切り離して育てることができます。

かかりやすい病害虫
害虫 アブラムシ

アブラムシがよく付きます。魚を飼っている池などで栽培している場合は薬剤の散布により魚に影響があるかもしれませんので気を付けましょう。缶やラベルをチェックして「魚毒性」の表示が見られるものはまずやめておいた方がよいと思います。  

まとめ 
熱帯性と耐寒性では栽培難易度が異なる
枯れた葉や余分な葉はこまめに取り除きます
植え付ける土は重い粘土質の土が適しています

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