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タイサンボクの育て方

タイサンボクモクレン科 学名:Magnolia grandiflora 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

北アメリカ南部に分布する常緑性の樹木です。自生地のミシシッピ州とルイジアナ州では州の花に指定されています。成木は樹高20mほどになり、ゆったりと枝を広げた姿は雄大な雰囲気です

栽培カレンダー
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開花期
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植え付け
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剪定
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
剪定
あまり剪定を好む樹木ではありませんが、樹高を抑えたいのであれば先端の枝を切ったり、上の方の枝を間引きましょう。枝を切る際は分岐している付け根で切るようにします。中途の位置で切ると見た目が不自然になります。剪定の適期は10月~12月もしくは3月頃です。厳寒期の作業は避けます。

花芽は比較的短い枝、新しいく芽が吹かないようなやや勢いの弱い枝につきやすい傾向があります。間延びした枝や勢いの強い枝は切り落としてもかまいませんが、短い枝はできるだけいじらないようにしましょう。

ある程度自然に樹型がまとまるので、場所に充分な余裕があるなら切り戻しを行う必要はありません(ただし一般家庭ではあまり現実的ではありません)。鉢植えや一般家庭での植栽には樹高が低い園芸品種’リトルジェム’を選ぶとよいでしょう。

花芽の形成
タイサンボクは花が散ってまもなくして、枝の内部で花芽が形成されます。秋には葉芽と区別できるくらいに生長します。秋以降に剪定を行うのは、花芽と葉芽が区別しやすいためでもあります。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所が適しています。ある程度の耐寒性はありますが、寒さの厳しい地域では落葉する場合があり、厳寒地での植栽には不向きです。

水やり・肥料
やや湿り気のある土壌を好みます。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。地植えはいったん根付いてしまえば特に水やりの必要はありません。

よほどのやせ地でなければ、肥料を与えなくても問題ありません。大きくしたい場合は、3月頃と花後すぐに油かすと化成肥料を同量混ぜ合わせたものを少量与えると効果的です。

用土
やや湿り気のある肥沃な土が適しています。やせた土地では腐葉土を入れたり、他の場所から土を盛ってきて入れたりする必要があります。

植え替え・植え付け
植え付けの適期は春から秋です。一度植え付けると植え替える必要はありません。

タイサンボクは根が太くて粗くて軟らかいので大きくなったものは掘り上げて他の場所に植えても、根付かずに枯れてしまいます。どうしても移植が必要な場合は根回しを移植を考えている1年以上前に行っておく必要があります。根回しは幹を中心としてある程度の距離を置き、円を描くようにぐるっと溝を掘って細い根を断ち切ります。断ちきれない太い根は皮を剥ぎます。こうすることで幹に近いところにも水や栄養を吸収する細かい根が出てきて移植する際に根付きやすくなります。

ふやし方
基本的に接ぎ木でふやします。コブシを台木にして接ぎますが、一般にはむずかしいです。適期は3~4月頃。

かかりやすい病害虫
特にありません。

まとめ 
やせ地でなければ肥料はほとんど要りません
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避けます
寒さの厳しい地域では落葉することがあります

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モクレン科
花木・庭木