ヤサシイエンゲイ

アメリカからやってきた、葉のすごく長いマツ

ダイオウショウ

ダイオウショウ
科名:マツ科
学名:Pinus palustris
別名:ダイオウマツ
原産地:北アメリカ
樹高:6m~25m

難易度バー バー バー バー バー (ふつう)
耐寒性バー バー バー バー バー (つよいほう)
耐暑性バー バー バー バー バー (ふつう)

ダイオウショウとは

葉っぱ
葉っぱ
北アメリカ東部原産のマツ類です。「大王松」の字を当て、葉が長くて立派な姿から名付けられたとされます。樹高は25mにもなりますが、日本で植栽されているもののの多くは6m~8m程度です。公園などに植えられていることが多いです。生け花の花材にも利用される、と言うかそちらの方が需要が高いかもしれません。

放任の自然樹形が美しく、そうなると場所をとるからか、庭木ではあまり見られません。洋風の庭園にもしっくりと来る雰囲気を持ちます。

名前の由来ともなっている葉の長さ20cm~40cmで、だらんと垂れ下がります。3枚1束で枝にくっついていて、枯葉もこの状態で落ちます。色は青みがかった緑色です。質はしなやかで軟らかいですが、先端は固くて尖っており、ちくちくします。幹はまっすぐ伸び、枝は太めで出方はややまばらです。松ぼっくりは笑ってしまうほど巨大で、長さ20cmを超し、こちらも葉に負けない、ダイオウの名に恥じない立派さです。

ダイオウショウ以外にも北アメリカ原産のマツで、日本に植栽されているものはいくつかあります。代表的なものに、テーダマツ〔P. teada〕、リギダマツ〔P. rigida〕、ストローブマツ〔P. strobus〕などがあります。

育て方

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
みどり摘み
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もみあげ
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剪定
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植え付け
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肥料
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日当たり・置き場所
日当たりの良い場所でよく育ちます。適度な湿り気のある、肥沃な土壌が適しています。強い風が吹く場所は避けます。植栽適地は東北中部より南の地域です。

肥料
生育旺盛なので、肥料は年1回しっかりと与えます。幹から少し離れた場所にぐるりと浅く溝を掘って、そこに油かすや化成肥料を埋めます。

かかりやすい病気・害虫
特に見られません。

植え付け
植え付けの適期は3月~4月、10月~11月上旬です。植え穴は深めに掘り、堆肥を充分に混ぜ込んでおきます。

ダイオウショウは水や肥料を吸い上げる細根が少なく、非常に根付きにくい樹木です。特に大きくなってからの植え付けや移植は好みません。1m程度の大きさで、鉢で育てて根が比較的しっか張っているいるものは根付きますが、それ以上の大きさのものは扱いが難しくなります。

ふやし方
タネをまいて増やします。まき時は3月中旬以降です。幼苗の生長スピードはじれったいほどゆっくりで、発芽後1~2年は地際で葉が茂るだけです。3年目になると上に伸びはじめ、それ以降は旺盛に生長をします。

手入れ
スペースが確保できるなら、他のマツ類のように細かい手入れは必要ありませんし、その点では、比較的手のかからないマツと言えます。自然樹形が最も美しい姿なので、無理に形を仕立てず、枝振りに関しては放任が一番無難です。ヘンに仕立てると「らしさ」がなくなります。

庭でスペースが限られている場合はマツ類の定番作業「みどり摘み…春にやわらかい新芽の先端を摘む」「もみあげ…秋に枝をしごいて枯れた葉を落とす」を行います。また、邪魔な枝がある場合は、冬の間に付け根から切り落とします。

春以降に枝を切ってしまうと、樹液が切り口に溜まり害虫を招きやすいので注意します。

ポイント
・細根が少なく、根付きにくい
・自然樹形が最も美しい
・肥料は年1回、きっちり与える

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