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小花を穂状に咲かせるランの仲間

デンドロキルム

デンドロキルム グルマケウム
グルマケウム
科名:ラン科
学名:Dendrochilum
別名:ホザキヒトツバラン
原産地:熱帯アジア~ニューギニア
草丈:30cm~50cm
開花期:9月~5月(種によって異なる)
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

デンドロキルムとは

熱帯アジア~ニューギニアにかけての広い範囲に約100種が分布するランの仲間で、木や岩の上に根を張り付かせて生活する着生種です。

□■形状は2タイプ■□
バルブのタイプ
株元がふくらむタイプ
一体化するタイプ
ふくらまないタイプ
形状は2タイプあります。1つは、株元が球根のようにふくらんでバルブを作り、先端に1枚の葉を付けるタイプです。もうひとつは株元がふくらまず、バルブと葉と一体化したタイプです。一見、細い棒状や糸状の葉が株元から茂っているように見えます。

秋頃に新芽が伸びると同時に、その中心から花茎を伸ばし、茎に沿って小さな花を行儀よく2列に咲かせます。花茎は長く伸び、垂れ下がったり、弓状にしなります。新芽は花後に株元がふくらんでバルブができます。

一輪ずつを見ると言うより、多数の花を付けた花穂を鑑賞するといった感じのランです。派手さはありませんが、他のランとは方向性の違った趣があります。花の咲き時期は主に秋~春ですが、種によって異なります。花色は白、緑黄色、赤褐色などがあり、芳香のある種が多いです。

ランの仲間はラベルなどに属名を学名で記載する際、略号を使うことが多いが本種には略号がないです(略号については「ランの基礎知識 学名を知ろう」をご一読ください)。

デンドロキルムはギリシア語のdendron(樹木)とcheilos(唇)からなり、樹上に自生し唇弁(花の一部)が目立つところに由来します。

種類

〔〕内は学名、D.はDendrochilumの略

グルマケウム〔D. glumaceum〕
フィリピン原産、標高30m程度の低地から2000mを超す高地まで広く分布する。主な開花期は春、色は白で径1cm程度で芳香を持つ。花穂が30cmほどに伸び、そこに多数の花を咲かせる。育てやすい強健種。

ウェンツェリー〔D.wenzelii〕
フィリピン原産、赤紫や緑黄色の花を咲かせる。主な開花期は冬、花穂は比較的短い。

フォルムサヌム〔D. formosanum〕
台湾原産、主な開花期は秋~冬、色は鮮やかな緑黄色で花穂は25cmほどになる。芳香性。

フィリフォルメ〔D. filiforme〕
フィリピン原産、主な開花期は春、色は淡い緑黄色で花穂は長さ30cm~40cm。1cmに満たない花を100輪以上咲かせる。芳香性。

ウェンゼリー
ウェンツェリー
フォルモサヌム
フォルサヌム
品種不明
品種不明

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