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デンドロキルムの育て方

デンドロキルムラン科 学名:Dendrochilum 用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう:10℃以上)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

バルブの頂点から花茎を伸ばし、茎に沿って小さな花を行儀よく2列に咲かせます。花茎は長く伸び、垂れ下がったり、弓状にしなります。一輪ずつを見ると言うより、花穂を鑑賞するといった感じのランです。

栽培カレンダー・生育サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
主に秋から春
植え替え
      バー バー バー            
肥料
      バー バー バー バー バー      

デンドロキルム秋から春に新芽を出すと同時に開花するものが多いです。具体的には新芽が出て、少し葉が広がりかけた頃、その中から花芽を出して開花します。開花後はさらに葉を広げて生長をはじめ、株元が肥大してバルブになります。だいたいここまでが一年のサイクルです。そしてそのバルブからまた新芽を出して…を繰り返します。

季節・日常の手入れ
花後の処理
花が枯れてきたら花茎の根元から切り取ります。デンドロキルムは比較的ウイルス病にかかりやすいランです。かかると葉に黒い斑点が現れて生育が衰えます。しかも、この病気は治らないので植物を捨ててしまうしか方法がありません。花茎を切るときや株分けのときに使用する器具が原因になることも多いので、はさみやナイフを使用する際は消毒(刃先を焼くとか)してから使用するようにしましょう。

日当たり・置き場所
冬をのぞいて直射日光は避けて明るい日陰で育てます。冬はそれほど日射しが強くないので、ガラス越しの日光に十分に当てます。そのほうが花つきが良くなります。春・秋は30%、夏には60%の日除けが必要です。特に夏の直射日光に当てると葉が焼けて黄ばみ、株が弱るので置き場所には十分気をつけましょう。

風通しのよい木陰が理想的ですが、観葉植物の陰や日の射し込む棚下などでもかまいません。冬は7℃程度の気温があれば越せますが、10℃以上あったほうが無難です。13℃以上の気温が保てれば花が早めに咲き、その後、生育期のスタートも早いです。

水やり・肥料 ポイント
水が好きなランで、湿り気味の環境を好みます。冬は休眠期で生育が鈍るので、水やりの回数を減らして乾かしぎみにしますが、乾きすぎると株が弱るので気をつけましょう。また、春から秋の生育期に水切れされると、バルブが小さくなって花が咲きにくくなります。基本は、植え込み材料の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

肥料は新芽の伸び始める頃、洋ラン用の固形の肥料を鉢の上に置きます。新芽の近くに置くと新芽が傷むので、新芽と逆の場所に置きましょう。同時に4月~9月は月に1回液体肥料を与えます

用土
水ゴケを使用します。水ゴケはじゅうぶんに水を吸わせてから使用しましょう。

植え替え・植え付け
植え替えの目安は鉢の中からバルブ(茎のこと)がはみ出してきたり、鉢の中が根でいっぱいになっていたら行います。4月~6月が適期で気温が十分上がってから行います。

同時に株分けもできますが、しない場合は一回り大きい鉢に植え替えます。枯れた根や傷んだ植え込み材料はキレイに取り除いてから植え替えましょう。ウイルス病にかかりやすいのでピンセット等の器具を使用する場合は消毒してから使いましょう。

ふやし方
株分けでふやせます。しかし花自体が地味なので、大株に育てた方が見栄えがします。株分けする場合は必ず1株に新芽が1つ以上付くようにして分けます。あまり細かく分けすぎると次の年に花が咲かない場合があるので考えて株分けしましょう。

かかりやすい病害虫
病気 ウイルス病・害虫 ナメクジ

ウイルス病は植え替えなどの作業時、道具から感染することが多いので気をつけましょう。ナメクジは新芽を食害するので、誘殺剤を用いて駆除します。

まとめ 
冬でも最低7℃、できれば10℃以上の気温を保つ
ウイルス病に弱いので、はさみなどの扱いに気をつける
冬をのぞいて明るい日陰で育てる

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