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デルフィニウム>>デルフィニウムの育て方
■デルフィニウム キンポウゲ科 多年草 原産 ヨーロッパ アジア 北米 アフリカ山岳地帯
デルフィニウム
長い花穂をまっすぐ伸ばしたくさんの花を咲かせる姿は雄大で、遠くからでも人目を引きます。ブルー系の花が中心ですが白、ピンク、赤、紫などカラーバリエーションは豊富で、色々な系統の園芸品種が作られています

栽培データ一覧
栽培難易度
普通
特長
 夏の暑さに弱い
耐暑性
弱い
耐寒性
強い
生育適温
10〜20℃
使用用途
○鉢植え ○庭植え、地植え
栽培カレンダー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
花の咲く時期
タネまき
肥料の時期


病気 うどんこ病 害虫 ヨトウムシ・ナメクジ
 日当たり、風通しが悪いと葉や茎が白い粉(菌)で覆われるうどんこ病にかかることがあります。うどんこ病にかかると生育が衰えて、最悪の場合枯れてしまうこともあります。見つけ次第、専用の殺菌剤を散布しましょう。主な発生時期は5〜6月です。
 ナメクジ、ヨトウムシは葉や茎、つぼみを食害する害虫です。ヨトウムシは夜行性で昼間は土中に隠れています。姿や形跡が見えないのに株が食い荒らされている場合はヨトウムシの可能性が高いです。株元の土を軽く掘ると隠れていることがあります。見つけ次第捕殺します

●夏の高温が苦手
●発芽温度は15℃前後
●花が終わったら切り戻す

  デルフィニウムはヨーロッパを中心として約250種が分布する多年草です。夏の暑さに弱く花後に枯れてしまうことが多いので、日本では秋まき1年草として扱うことが多いです(冷涼地では比較的容易に夏越しできます)。
 長い花穂にたくさんの花を付け、非常に雄大な感じがします。花びらのようにみえる部分はがく片が発達したもので、花の本体はその中央にあり、小さくあまり目立ちません。
 名前はギリシア語の「デルフィン(=イルカ)」に由来し、つぼみの形がイルカのように見えるところから名付けられました。
 花色はブルー系が中心ですが、白、ピンク、紫、赤など豊富なカラーバリエーションがあります。草丈の低いベラドンナ系、良く枝分かれして他の品種とは雰囲気の違った株姿になるグランディフロルム系、日本の気候にあった切り花用の品種などがあります。戦後に急速に品種改良が進んで、現在では4000を超える品種が育成されています。

 春になって花茎が伸びてきたら倒れないよう、早めに支柱を立てて上げましょう。つぼみが見えてきたら花茎にかぶっている下葉を取り除いて株元に近いつぼみにまで良く日光が当たるようにします。
 1番花が咲き終わったら株元で茎を切り戻し、株元から出ている勢いの強いわき芽(シュート)を2〜3本残して細い枝などを取り除きます。その後、わき芽が成長して最初の開花から2ヶ月後には2番目の花を咲かせます。この作業を繰り返すことにより秋まで3番花、4番花と続けて楽しむことができます。夏も涼しい寒冷地ではこの方法で長く花を楽しめますが、一般地では暑さで生育が衰え夏には枯れてしまうことが多いので、3番花、4番花を楽しむことは難しいです。
ポイント|一年草か多年草か
夏も涼しい寒冷地では、特に問題なく夏を越し毎年花を咲かせますが、平地では夏の暑さで枯れてしまいます。寒冷地では多年草として育てて、平地では一年草と割り切って春に花を楽しんで終わりにした方がよいかも知れません。デルフィニウムはどちらかというと寒冷地向きの草花です


 日当たりの良い場所で育てます。ただし、夏の暑さや日射しに弱いので7月〜8月は半日陰の場所に移動させるか日除けを行います。地植えの場合は地温の上昇を抑えるために敷きワラなどを行います。また、西日の当たる場所も避けた方がよいでしょう。ただ、冷涼な気候を好み、暑さには非常に弱い植物ですので夏前に枯れてしまうことも良くあります。
 耐寒性の強い植物ですので、特に防寒対策は必要ありません。

 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。水をやる際は花や葉や茎に水がかからないように気を付けましょう。花に水がかかると花もちが悪くなりますし、葉や茎にかかると株が蒸れてしまいます。
 肥料は植え付ける際にあらかじめ油かすや緩効性(かんこうせい)肥料(ゆっくりと効くタイプ)の化成肥料を混ぜ込んでおきます。追肥として3月頃と5月頃に化成肥料を株元に少量与えます

 水はけの良い土が適しています。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います

 寒冷地で多年草として育てている場合、植え付けて3〜4年経過すると大株になり込み合ってきますので、株分けを兼ねて植え替えます。2月頃に株を掘りあげて土を良くふるい落とし、芽を2〜3株付けた状態で分けます。
 夏越しが困難で一年草として扱う場合は植え替える必要はありません。
 苗を植え付ける場合、鉢で育てるのなら6〜8号(直径18〜24cm)鉢に1株、花壇や庭で育てる場合は30cmの株間をとって植え付けます。

 タネをまいてふやします。発芽適温は20〜15℃で23℃以上では発芽が抑制されます。タネまきの適期は9月中旬から10月中旬です。タネは平鉢や育苗箱にバーミキュライトや赤玉土を入れてまき、軽く土をかぶせます。発芽まで乾かさないように管理しましょう。
 発芽後、本葉が2〜3枚になったら根を傷めないようにひとつずつビニールポットに植え替えます。その後、本葉が5〜6枚に育ったら鉢や花壇に植え付けます。
 多年草として育てる場合は3〜4年ごとに株分けを行います。 また、春にさし芽でふやすこともできます
 デルフィニウムのタネは寿命が短いので冷蔵庫で保管しましょう


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