ヤサシイエンゲイ

トサミズキの育て方

トサミズキマンサク科 学名:Corylopsis spicata用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

四国に分布する落葉性の低木~小高木です。高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られるため、この名前があります。ミズキと名前が付きますが、ミズキ科ではなく、マンサク科の植物です

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
    バー バー                
花芽形成
            バー バー        
植え付け
  バー バー               バー  
切り戻し
  バー     バー              
肥料
バー バー           バー      

季節・日常の手入れ ポイント
枝の切り戻し(剪定)
新芽の位置ほおっておいても樹型はキレイにまとまりますが、スペースの限られた庭や鉢植えで育てる場合はある程度コンパクトにまとめないと邪魔になったり、鉢ごと倒れることがあるので切り戻しを行います。

切り戻しは2月頃、花の終わったあとに行います。伸びすぎた枝を他の枝の長さに合わせて切り戻しますが、短い枝によく花芽を付けるので切らないようにしましょう(年月を経た樹は長く伸びた枝にも花を付けます)。鉢植えは1.5mの高さに収まるくらいが理想的で、地際から多数出る枝を2~3本に絞って育てると(ほかは切り落とす)すっきりとした形にまとまります。
その他注意点
花の終わったあと、花の根元の方から新芽が出てくるので花がらをつみ取らないようにしましょう。先の方の花がらは勝手に落ちます。
ヒュウガミズキは5年位すると花つきが悪くなるので、枝の1/3くらいを切り戻して株を若返らせましょう。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所が適します。ある程度の日陰でも育てることはできますが株の成長が弱く花つきが悪くなることがあります。

やや寒さに弱いので、東北や北海道などの寒冷地では地植えにすると、冬に寒さで枯れてしまいます。冬は玄関先などに取り込めるように鉢植えにした方がよいでしょう。寒冷地以外は屋外で越冬し可能です。

水やり・肥料
乾燥ぎみの方がよく育ちます。鉢植えは土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。地植えは植え付け直後以外は与える必要はありません。

肥料は2月に株元に化成肥料、もしくは油かすを与えます。ちなみに花木で寒い時期に与える肥料のことを「寒肥」と言います。9月にも追肥を行いますがその時は花つきを良くする骨粉と油かすを3:7の割合で混ぜたものを株元に与えます。

用土
乾燥気味の環境を好むので、水はけの良い場所を選んで植えましょう。それ以外は特に土を選ばずに育ちますが、堆肥を混ぜ込んでおくと生育が良くなります。鉢植えは赤玉土(小~中粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた用土を使用します。

植え替え・植え付け
地植えにしたものは植え替えの必要はありません。鉢植えは根の生育が旺盛なので毎年3月頃に植え替えます。鉢から抜いた株はまわりの土を1/3くらい落としてハサミで少し根を切りつめて一回り大きな鉢に新しい用土で植えかます。

苗木を地植えする際は落葉している冬におこないます。半分くらい土を落として水はけを良くするために少し山高に土を盛ってその中心に植え付けます。植え付け直後はたっぷりと水を与えて苗木と土をよくなじませて落ち着かせます。

ふやし方
挿し木でふやすことができます。2月頃に枝を先端から15cmほどの長さに切り取り、湿らせた赤玉土や川砂にさします。根がでてくるまでだいたい1ヶ月~1ヶ月半くらいかかるので、土を乾かさないようにします。トサミズキは挿し木の失敗しやすい植物でだいたい成功率が50%程度(単純に言うと2本に1本くらいの割合でしか根がでない)ので、気合いを入れてふやしたい場合は本数を多めに挿し木をしましょう。

かかりやすい病害虫
ケムシの発生が見られます。

まとめ 
寒さに少し弱いので東北、北海道での植栽は適さない
やや日陰でもよく育つが、花付きが悪くなることがある
乾燥気味の土壌を好む

関連するページ
トサミズキとは
マンサク科
花木・庭木