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かわいらしい穂状の花

ツルボ

ツルボ
科名:ヒアシンス(ユリ)科
学名:Scilla scilloides
別名:サンダイガサ(参内傘)
原産地:東アジア
草丈:15cm-20cm
主な開花期:8月~9月

ツルボとは

日本(北海道南西部~南西諸島)、台湾、中国東北部~西南部(四川省あたり)などに分布する球根植物です。日本では野原や畑地や林の端っこなど日当たりが良い適度な湿地で見かけます。ツルボの仲間は世界におよそ90種があります。ツルボ自体は園芸ではほとんどみかけませんが、他の仲間はシラーの名前で広く栽培されているものがあります。

葉は細い線形で地際から出てきます。春と晩夏の年2回、はっきりと時期を分けて出るおもしろい性質があります。春に出る葉は5~10枚で、夏になると枯れます。そののち、晩夏に出る葉は枚数が少なく1~3枚程度です。晩夏の出葉と同時に花茎を長く伸ばして紫がかった淡いピンク色の花を穂状にたくさん咲かせます。一輪ずつの花は6~7mmと小さくて一株だけでは寂しいですが、群生している場所では非常にかわいらしく見えます。まれに白い花を咲かせるものがあり、それはシロバナツルボと呼ばれ区別されます。

花後に果実(朔果)が付き、熟すと中から黒くて細長いタネが出てきます。球根は長さ2~3cmでタイプは鱗茎(葉っぱが肥大して重なり、球根状になったもの)、薄い皮を被っています。球根には毒性があります。

蔓穂の漢字を当てますが、はっきりした理由はわかりません。別名のサンダイガサ(参内傘)はツルボの花穂をたたんだ状態の参内傘に見立てた所に由来します。参内傘は公家などが宮中に参内する際、従者に持たせた柄の長い傘のことです。

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