アグラオネマ・パーロットジャングル
- 科名
- サトイモ科
- 学名
- Aglaonema
- 原産地
- 熱帯アジア
- 大きさ
- 高さ80cm~1m
- 開花期
- ------
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
熱帯アジアに約50種が分布する植物です。光沢のある葉に様々な美しい模様が入り、涼味を感じさせる観葉植物です。種により模様の入り方はバラエティーに富み、楽しいです。サトイモ科で熱帯アメリカ原産のディフェンバキアとは近縁で、葉の姿もよく似ています。大きく分けて茎が直立するタイプと、斜上・横方向に伸びるタイプの2系統があります。
初夏~夏に花を咲かせることがあります。花は棒状の肉穂花序とそれを包むような仏炎苞からなります。知っている人は一目でサトイモ科の植物だとわかる花です。葉に比べるとやや地味です。
寒さに弱い植物なので購入する時期は春から初夏が一番いいでしょう。株をよく見て下の方の葉が黄色く枯れていないものを選びましょう 。明るい日陰でよく育ちます。
名前の由来
属名はギリシア語のアグオス(輝く)とネーマ(糸)からなり、光沢のある雄しべに由来します。
主な仲間
〔〕内は学名、A.はAglaonemaの略
茎が直立するタイプ
クリスプム〔A. crispum〕
アサヒリョクチクとも呼ばれる。草丈は1mほどになる大型種。葉は革質で厚く、密に茂る。真ん中の葉脈とフチの部分を避けるように灰緑色の斑が一面に入る。
モデストゥム〔A. modestum〕
草丈は60cmほどの中型種。葉は緑一色で模様は入らない。
シンプレクス〔A. simplex〕
東南アジア~マレーシアに広く分布します。和名リョクチク。
横に這う、直立しないタイプ
コスタートゥム・インマクラツム〔A. costtum var. immaculatum〕
マレー半島原産で、コスタートゥム種の変種にあたります。葉色は光沢のある緑色で中央の葉脈がくっきりと白くなり、全体に白い斑点が入る。その姿からヒトスジグサの和名があります。ほふく性の代表的な種。本種以外にもコスタートゥムは変種が多いです。
コンタツム〔A. commutatum〕
草丈は50cm、茎は斜め上方向に伸びる。葉色は濃緑色で、葉脈の間に細かい灰緑色の斑点が入る。
園芸品種
葉が細長く光沢があり、全体が銀緑色の斑が入る'パーロット・ジャングル'〔A. 'Parrot Jungle'〕、大型で葉脈を避けて入る灰緑色の斑が美しい'マレー・ビューティー'〔A. 'Malay Beauty'〕などがあります。
関連する植物
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ディフェンバキア
サトイモ科 難易度★★★☆☆
アグラオネマに近い仲間で、観葉植物として広く親しまれています