- 科名
- サトイモ科
- 学名
- Alocasia ×amazonica
- 原産地
- 熱帯アジア(交雑種)
- 大きさ
- 30cm~
- 主な開花期
- -----
- 耐寒性
- 弱い:15℃以上
- 難易度
- ★★★★☆(ややむずかしい)
こんな植物です
〔〕内は学名、A.はAlocasiaの略
アローカシアは熱帯アジアを中心に約70種が分布する植物で、主に観葉植物として楽しみます。その中の1種であるアマゾニカはアローカシア・ロウィー〔A. lowii〕とサンデリアーナ〔A. sanderiana〕の2種が掛け合わさってできた交雑種です。
地中に根茎(イモ)をもち、そこから葉の軸(葉柄)を伸ばして先端に1枚の葉を付けます。葉はキツネを正面から見たような形でフチがゆるやかな波形になります。濃い緑色で光沢があり、葉脈の部分がくっきりと白く浮き出ます。南国的な雰囲気を持ち、強く印象に残ります。
日本には昭和30年頃入ってきました。葉が美しく鑑賞価値は高いですが寒さに弱く、耐寒性のある同じ仲間のクワズイモほども普及していない気がします。
※アローカシア全般については「アローカシアとは」をご覧ください。
育て方
- 一年を通して半日陰で育てる
- 冬越しは15℃以上必要
- 生育期は水をたっぷり与える
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月~8月 |
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肥料 | 5月~9月 |
日当たり・置き場所
一年を通して明るい日陰で育てます。強い直射日光に当たると葉が焼けてしまうので、真夏は特に気をつけましょう。非常に寒さに弱く、休眠状態でも15℃程度の気温が必要です。冬は加温した温室に入れるか、室内のできるだけ暖かい場所に置きます。ただし、乾燥に弱いのでエアコンの風の当たる場所は適しません。
水やり・肥料
気温が高くよく生育する春~秋は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。湿度の高い環境を好むので、ときどき霧吹きで水をかけてもよいでしょう。
冬はほぼ生育が止まるので、水やりの回数をぐっと控えて乾かし気味にします。休眠状態で多湿になると株が腐ります。冬でも20℃以上気温が保てるなら生育するので通常通り水やりを行います。
肥料は生育期の5月~9月の間、10日に1回、液体肥料を与えます。
かかりやすい病害虫
高温で乾燥した環境下でハダニが発生します。ハダニに吸汁されると葉が色あせて生育が衰えるので、見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
植え付けと用土
根がよく張るので、2年に1回程度一回り大きな鉢に植え替えます。適期は気温の高い5月~8月です。用土は赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜたものを使います。
ふやし方
生長して茎の部分が長くなってきたらとり木をして仕立て直します。アローカシアの育て方を参照にしてください。
関連する植物
-
アローカシア
サトイモ科 難易度:種により異なる
アマゾニカも含む、アローカシア全般について解説