- 科名
- ムラサキ科
- 学名
- Alkanna tinctoria
- 別名
- アルカンナ
- 原産地
- ヨーロッパ南東部
- 大きさ
- 高さ10cm~30cm
- 開花期
- 5月~7月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
ヨーロッパ南西部原産の多年草で、毎年初夏になると小さな青紫色の花を咲かせます。観賞用の草花というより、利用価値の高い作物・ハーブといった趣の強い植物です。例えば根は赤やピンクの染料の原料に、芳香のある葉は乾燥させてポプリに利用されます。古代エジプトでは化粧品になったり、昔のヨーロッパでは若葉や花が食用に、煎じた根はかゆみ止めや抗菌剤などの薬用になったそうです。近年は肝臓に有害な物質を含んでいることがわかり、食用にはされなくなりました。
姿形や性質が非常に似ている同じムラサキ科のアンチューサ〔Anchusa officinalis〕のことをアルカネットと呼ぶこともあります。
関連する植物
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ヘリオトロープ
ムラサキ科 難易度★★★☆☆
香りのする紫色の小花を咲かせます。ハーブとしてポプリなどにも利用されます