- 科名
- キツネノマゴ科
- 学名
- Aphelandra
- 原産地
- 熱帯~亜熱帯アメリカ
- 大きさ
- 高さ30ccm~2m
- 開花期
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- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
熱帯-亜熱帯アメリカに約200種類が分布する草花もしくは低木で、主に森林の湿った日陰に自生します。その中でも広く親しまれているのは「アフェランドラ・スクアロサ(以下、スクアロサ)」の園芸品種です。それ以外の種は日本の自然環境下では育てるのが難しいものが多く、植物園の温室で見ることはありますが、一般には広く普及していません。
スクアロサはブラジル原産の常緑低木で、その園芸品種「ダニア」が広く普及しており、観葉植物としては「アフェランドラ=ダニア」と言っても大げさではないくらいです。ダニアは茎が太く寸が詰まった高さの低い品種で、葉は光沢のある濃緑色で葉脈はくっきりと白色になります。茎の頂点に鮮やかな黄色の花穂をつくり、重なり合った苞(ほう †1)の間から先端の開いた筒状の黄色い花を咲かせます。花が枯れた後も花穂は色あせずに残り、2ヶ月ほどその色彩を楽しめます。そのほかに、葉の大半が白い斑で覆われる園芸品種「シルバー・クラウド」も知られています。
スクアロサ以外には、メキシコ原産でオレンジ色の花を咲かせる「オウランティアカ」、ブラジル産の小型種「シャミッソニアーナ」、大型で高さ3mになる「プルケリーマ」などがあります。
名前の由来
アフェランドラ(Aphelandra)の名前はapheles(単生)とaner(雄)の2語からなり、雄しべの葯(やく)が1室であることに由来します。
関連する植物
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パキスタキス
キツネノマゴ科 難易度★★★☆☆
熱帯アメリカに6種が分布します。その中で最も栽培されているのはペルー原産のパキスタキス・ルテア〔P. lutea〕で、主に鉢花として利用されます