アケボノソウ

星形の花がかわいらしい

リンドウ科　「あ」からはじまる植物

アケボノソウ
科名
リンドウ科
学名
Swerita bimaculata
別名
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原産地
日本　中国　ヒマラヤ
大きさ
60cm～1m
主な開花期
9月～10月

こんな植物です

〔〕内は学名、S.はSweritaの略

日本(北海道～九州)、中国～ヒマラヤに分布する、花後に枯れる越年草です。湿り気のある環境を好み、湿地や水辺に自生します。すごく苦いお茶で有名なセンブリ〔S. japonica〕の仲間です。

地際から出てくる葉っぱ(根出葉)は楕円系で大きく、茎に付く葉っぱは小さくて先端が尖った細長い形をしています。根出葉は花の咲く頃にはたいがい枯れています。草丈は60cm～1mになります。

花の咲く時期は秋で、茎の先端のほうから花茎を何本か伸ばして、いくつかの花をまとめて咲かせます。花は星形で径1.5cm、白もしくは黄白色です。花びらの先端には黒っぽいそばかすのような点々が付き、中程よりやや先端に近い部分に緑黄色の丸印が2つずつ横に並んで付きます。この丸印は単なる模様ではなく、蜜がしみ出してくる蜜腺になっており、アリがよく群がっています。花びらは5枚(根元でくっついているので、正確には5裂)が通常ですが、中には4枚や６枚、7枚になるものもあります。


名前の由来・種類

アケボノソウの名前は花色を朝焼けに白む空に例えて、花びらに付くそばかすのような点々を夜明けの星々に見立ててなど諸説あります。

別種に紫色のやや渋い花を咲かせるミヤマアケボノソウがあります。

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