- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Acis autumnalis=(Leucojum autumnale)
- 別名
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- 原産地
- 南ヨーロッパ西部
- 大きさ
- 10cm~15cm
- 主な開花期
- 8月~9月
- 耐寒性
- ややよわい(霜・凍結に注意)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
ポルトガル、モロッコなど、南ヨーロッパ西部に分布する球根植物です。球根のタイプは鱗茎で、大きさは径1.5cmほどです。夏に植え付けて、その年の夏~秋に花を楽しむ夏植え球根です。全体的に小型で繊細な雰囲気があり、山野草として扱われることもあります。 名前は秋咲きのスノーフレークという意味ですが、スノーフレーク〔Leucojum aestivum〕とは別種の植物です(分類上はそれなりに近い仲間です)。
主な開花期は8月~9月で、葉を出す前に咲きます。細い花茎を伸ばして、径1cmほどの花を1~数輪、下向きに咲かせます。花色は白~淡いピンクで色幅があります。
葉は細い糸のような姿で、花後に伸びて春まで生育し、梅雨前に枯れます。その後、開花期まで球根の状態で休眠します。
育て方
- 休眠期も掘りあげない
- 生育期は日当たりで育てます
- 冬は霜、凍結に注意します
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
球根植え付け | 8月 |
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日常の手入れ
生育期(葉を出している時期)は、日当たりの良い場所で育てます。寒さにやや弱いので、冬は霜の当たらない場所で管理します。霜や凍結の心配がなければ、庭植えもできます。
花が咲いている時期は明るい日陰のほうが花もちがよいです。
日当たり・置き場所
4号鉢(直径12cm)に5球を目安に植え付けます。深さは球根の先端が地表に出るか出ないか程度の浅めに。植え付けの適期は8月、遅くとも9月の頭には済ませた方が良いです。
適期に植え付けると、数週間以内に開花します。早いものでは8月の終わり頃から咲き始めます。少し詰め気味に植えた方が、咲いたときに見栄えがします。
球根の扱い
球根は極端に乾燥させるとよくないので、休眠期も掘りあげません。鉢植えは多湿に気をつけ、鉢ごと雨の当たらない涼しい日陰に置きます。庭植えも掘りあげずにそのまま植えておきます。
適した土
水はけのよい土が適しています。地植えも水はけのよい場所を選ぶことが大切です。
ふやし方
球根が増えたら、植え替え時に分球します。
関連する植物
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スノーフレーク
ヒガンバナ科 難易度★☆☆☆☆
オーストリア、ハンガリーなどに分布する球根植物です。日本の気候では秋に球根を植えて、4月~5月に花を咲かせますが、原産地では主に夏に開花し、「サマー・スノーフレーク」の英名があります。