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水のコツ2 水のやり方と水質2006. 4.15

■どの部分からどうやる?
ふつう水は根で吸収するものですから、株元などにじょうろなどを使用して与えますが、植物は葉や茎からも空中湿度を取り入れることができるので、霧吹きなどで直接、葉っぱに与える方法などもあります。それぞれを詳しく見ていきましょう

■もっともなやり方 〜株元に与える

←水は、口の細いじょうろなどで株元に水がはねたり、土が掘られたりしないようにそっと与えましょう

じょうろで株もとあたりに水がはねないようにそっと与える方法です。これだと与える水の量も簡単に加減できますし、前回で説明したような土の中にたまった老廃物も鉢底の穴から、水と一緒に流れ出ていきます。株元からそっと与えるのは、水や土が葉に付着してそれが原因でそこから腐ったり、病気になる原因にもなるからです。また、あまり上から水をかけると、葉っぱをつたって水が鉢の外に流れ出てしまい、肝心の土の中に水をしみこますことができないようになってしまいます。

■下からしみこませる 〜底面吸水法

←底面吸水鉢の断面図。下に水がためられるようになっており、ガーゼなど布状のものに水がつたって土にしみこむ仕組み。シクラメンの鉢植えなどはこの形で流通していることが多い

受け皿やバケツに水を張り、鉢の底から水を吸い上げさせる方法で、「底面吸水法」といいます。シクラメンなど地中に大きな根塊を作るものは、上から水を与えても下に水が行き渡らず上部にたまって腐る場合があり、そんなときにこの方法を使うときがあります。しかし、1ヶ月に1回くらいはたっぷりと根元から水をやり、土の中にたまった老廃物やガスを流し出すようにしましょう。底面吸水鉢という専用の鉢を使用することもあります


←底面吸水鉢と呼ばれる少し特殊な形の鉢。下の方に穴があいていて、ここから水を注ぐ。ほとんどがプラスチック製で、受け皿と鉢の部分が別々のセパレートタイプのものもある


■茎や葉に与える
一般的に「葉水」と呼ばれる方法です。シリンジとも言います。観葉植物、ラン、エアプランツの空中湿度を保つ際におこなうほか、草花のハダニ防止のために与えたりもします。室内園芸の場合は、葉についたホコリを洗い流す役割もあります。冬など室内に暖房が入ってるときはひどく乾燥するので、よく葉水を与えます

■水やりの際の「水質」について
水やりをおこなう際の水質について少し考えましょう。一応、アザレアなどは塩素分を嫌うので、水道水をそのまま与えるよりは、バケツに汲んで置いて一晩置いてから与えるとけっこう(水道水をそのまま与えるより)違います。ほかのものでも水を与える際は汲み置きの水を使用する方がよいですやりの際の水質について

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