- 科名
- キク科
- 学名
- Leontopodium alpinum
- 別名
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- 原産地
- ユーラシア大陸山岳地帯
- 大きさ
- 高さ10cm~20cm
- 開花期
- 5月 / 7月~8月
- 難易度
- ★★★★☆(ややむずかしい)
こんな植物です
〔〕内は学名、L.はLeontopodiumの略
ユーラシア大陸の高山地帯に分布する毎年花を咲かせる多年草で、石灰岩地帯や岩の割れ目、草原に自生します。名前は歌とともによく知られていますが、どんな姿の花なのかは、案外知られていない気もします。
春~初夏に花茎を伸ばしてその先端に白い綿毛に包まれた星形の花を咲かせます。実際、花びらに見えるのは葉っぱが変化したもので苞葉(ほうよう)といいます。花の本体は苞葉の中心にあるポツポツとした丸い粒のような部分です。葉や茎にも白い綿毛が生え、乾燥や強い日射しから植物を守っています。派手さはありませんが、落ち着いた美しさがあります。
エーデルワイスの仲間、キク科レオンポディウム(ウスユキソウ)属は世界におよそ50種が知られており、日本にもウスユキソウ〔L. japonicum〕をはじめ、5~6種が分布しています。鉢植えやロックガーデンに用いられますが、エーデルワイス以外の種は特に高温多湿に弱く、やや育てにくいものも多いです。
名前の由来
エーデルワイスは「高貴な白」という意味のドイツ語です。属名のレオントポディウムは「ライオンの足」の意で、綿毛に覆われた苞葉に由来し、種小名のアルピヌスは「高山の」という意味です。
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