育て方はこのページの下
- 科名
- キク科
- 学名
- Echinacea purpurea
- 用途など
- 露地植え 鉢植え
- 開花期
- 6月~9月
- 大きさ
- 高さ60cm~1m
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- 日当たりの良い場所を好みます
- 水はけの悪いじめじめした場所では育ちません
- 肥料は最小限の量にとどめます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え・株分け | 3月~4月 |
---|---|
タネまき | 3月~4月 / 9月~10月 |
肥料 | 5月 |
日常の手入れ
花後の処理
非常に生命力が強くさほど手入れを必要としません。花が枯れてきたら花茎ごと切ります。そうすることでタネを作るのに栄養が使われずに体力を温存できるので、次々と新しい花が咲いてきます。
タネの採種
タネを採る場合はタネが熟したら花茎ごと切り取り風通しの良い場所に逆さまにしてつるしておきます。花の部分を通気性のある袋で包んでおくとタネが乾燥して自然に袋の中にたまります。この方法だとタネが飛び散らずに簡単に採集することができます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所でよく育ちます。日陰ではうまく育たず、花つきも悪いです。少なくとも、半日は日に当たる場所で育てましょう。
冬は茎葉が枯れて休眠します。寒さにはかなり強く、凍結させなければ春に芽を出します。寒さが厳しければ株元に腐葉土や落ち葉などを厚くかぶせて根が凍らないようにしましょう。
水やりと肥料
地植えは植え付けて根付くまでと真夏、そのほか乾燥するとき以外は水を与える必要はありません。土が過湿になったり水はけの悪い場所で育てていると排水不良をおこして株が腐ってしまうので気を付けましょう。真夏も夕方や早朝の涼しい時間帯に水を与えると高温による蒸れをある程度防ぐことができます。
鉢植えは土の表面が乾いてから水を与えるようにします。冬は落葉しますが、完全に乾かさないようにときどき水を与えます。やり過ぎると根が傷むので気をつけます。
肥料は与えすぎると、病気にかかりやすい弱い株になってしまいます。土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおけばその後はほとんど必要ありません。鉢植えの場合は土の中から肥料成分が抜けていくので追肥として5月に液体肥料を1回程度施します。植物自体の生命力を高め丈夫な株に育てるために肥料は最小限にしておきましょう。
適した土
水はけがよい土なら特に選ばず育ちます。粘土質の土は排水不良をおこすので植え場所として適しません。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
庭植えは一度植えてしまうと植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は根づまりをおこしやすいので鉢の底から根が伸びてくるようなら一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は3月~4月です。
数株を植えるときは株の間隔を30cm以上あけて植えるようにします。あまり詰めて植えると風通しが悪くなって蒸れたり、病気にかかりやすくなります。
ふやし方
株分けとタネまきでふやすことができます。
株分けは3月~4月が適期です。掘り上げた株を2~3株に分けます。年を経てもあまり株自体が横に広がらないので、よっぽど大きくなったもの以外は株分けはしてはいけません。株張りが小さいのにさらに細かく分けると枯れてしまうからです。無理な株分けはやめましょう。
タネまきは3月~4月、9月~10月に行うことができます。一部品種が市販されますが、あまり広くは出回りません。自家採取でもよく発芽するので植えている方でふやしたい場合は自分でタネを採りましょう。タネまき用の土にまいて発芽して本葉が2~3枚になった頃にビニールポットに1株ずつ植え替えてしっかりとした株に育ったら植えつけを行います。早いものは1年以内で開花します 。
かかりやすい病害虫
病気:ウドンコ病
ウドンコ病は梅雨など長雨の時期に発生しやすい病気です。葉が白く粉を吹いたようになり生育が衰えます。多湿になると発生しやすいので、できるだけ風通しの良い場所で育てましょう。
関連する植物
-
ルドベキア
キク科 難易度★★☆☆☆
主な開花期は夏~秋ですが、早いものでは梅雨頃から花を咲かせます。