- 科名
- リンドウ科
- 学名
- Exacum affine
- 別名
- ベニヒメリンドウ エクサクム
- 原産地
- ソコトラ島(イエメン)
- 大きさ
- 高さ15cm~20cm
- 開花期
- 6月~9月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
エキザカムの仲間は東南アジア・アフリカにおよそ20種が分布します。その中でも園芸で親しまれているのは、エキザカム・アッフィネとその園芸品種です。
アッフィネ種はアラビア半島の南にあるソコトラ島原産で、日本には1920年代(昭和初期)に導入され、初夏~夏の鉢花として普及しています。本来は短命な多年草に分類されますが、春にタネをまいて花を咲かせて冬前には寒さで枯れてしまうので、園芸上では「春まき一年草」として扱われることが多いです(温室では冬も枯れずに多年草となります)。
草丈は15~25cmで枝分かれしてこんもりと茂ってコンパクトにまとまります。芳香のある直径1cmほどの小さな花をたくさん付けます。花は紫がかった青、白などがあり、中心部分の黄色い葯(やく)とのコントラストが非常に愛らしく、丸っこい花びらもなんとなく優しい感じです。葉は先端が尖った卵形で、表面に光沢があります。
八重咲きの「ブルーロココ」や葉に斑のはいる「エキサイトシルバー」、草丈の低い「ドワーフ・ミゼット・ブルー」などの品種があります。
名前の由来
エキザカムはギリシア語のex(外へ)とago(追い出す)からなり、「外へ追い出す」という意味ですが、由来はよくわかりません。
関連する植物
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トルコギキョウ
リンドウ科 難易度★★★☆☆
「トルコ」と付きますが北アメリカ原産のリンドウ科の植物で、キキョウとも何ら関係はありません。