ハーデンベルギア
- 科名
- マメ科
- 学名
- Hardenbergia violacea
- 別名
- コマチフジ ヒトツバマメ
- 原産地
- オーストラリア東部 タスマニア
- 大きさ
- 50cm~3m(つる性)
- 開花期
- 3月~5月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
オーストラリア東部、タスマニアに3種が分布する、つる性の常緑樹です。日本で栽培されているのはハーデンベルギア・ヴィオラケア1種で、「ハーデンベルギア」というと、この種を指すことが多いです。ヴィオラケアは「すみれ色の」という意味で、花色に由来します。
つるを他のものにからませながら伸びていき、長さ2m~3mになります。葉は革質で厚く濃緑色、細長い二等辺三角形のようなかたちをしています。マメ科の植物はいくつかの小葉に分かれた「複葉」が多いのですが、ハーデンベルギアは小葉に分かれない1枚の「単葉」なので、ヒトツバマメ(一つ葉豆)の和名があります。
葉の付け根から花茎を出し、数十輪の小さな花を穂状に咲かせます。咲いた姿がフジに似ているので、コマチフジ(小町藤)の別名があります。花は蝶のような形でスイートピーやエンドウに似ています。基本種の花色は紫ですが、白やピンクもあります。花後に細い線形の鞘を付け、熟すと中に数個の豆(タネ)ができます。ハーデンベルギアの名前は人名に由来します。
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フジ
つる性の落葉高木で、日本では古くから親しまれている。