ヤサシイエンゲイ

名の知れた熱帯果樹

パパイア

パパイア
科名:パパイア科
学名:Carica papaya
別名:チチウリ
原産地:メキシコ コスタリカ
樹高:2m-8m
開花期:6月~7月/11月
収穫期:10月~11月/3月~4月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

パパイアとは

メキシコ南部やコスタリカあたりが原産といわれている常緑性の高木で日本には19世紀ごろに入ってきました。鉢植えのものは2.5mまででおさまることが多い(鉢植えにしてはそれでも充分大きいと思いますが)ですが、地植えのものは7-8mの高さになります。枝分かれせず幹はすくっと直立し、葉の軸が長いヤツデのような切り込みの深い葉を頂点付近に茂らせます。

花は幹と葉の軸をつないでいる付け根の部分に咲きます。パパイアは雄花のみを咲かせる「雄株」、雌花のみを咲かせる「雌株」、一株で両方の花や両性花を咲かせる「両性株」の3つの個体があり性質は安定しません。

花後は長だ円形の果実を実らせ、熟すと黄色くなります。完熟した果実は強い甘みとトロピカルフルーツ独特といった感じの香り、風味があり生食をはじめジュースやジャム、砂糖漬けにも利用されます。未熟な青いものは沖縄やタイ、フィリピンではポピュラーな野菜として扱われ、和え物や炒め物に利用されます。

木の寿命は25年ほどと言われています。

種類・名前の由来

果実(花)は幹の上部の方につくので、樹高が高くなっていくと-要するに年を経るごとに-収穫が大変そうですが、鉢植えではそこまで心配する必要はないでしょう。安定した完全両性株のソロ種がありますが、在来種より実が付くまで年数がかかります。

学名(属名)のカリカは、ラテン語のカリカ(Carica:イチジク)に由来し、深く切れ込んだパパイアの葉っぱの形が、イチジクの葉っぱの形に似ているからだとされています。また、果実などを傷つけると乳液が出てくるのでチチウリ(乳瓜)の別名があります。

両性花
両性花
雌花
雌花
雄花
雄花
葉っぱ
葉っぱ
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