小さいけれどオレンジ色で目立つ花
ハナアロエ(ブルビネ・フルテスケンス)
科名:ユリ(ハナツルボ)科学名:Bulbine frutescens別名:ブルビネ・フルテスケンス原産地:南アフリカ樹高:25cm~40cm開花期:5月-6月難易度 (ふつう) |
ハナアロエ(ブルビネ・フルテスケンス)とは
葉っぱ |
南アフリカに分布する毎年花を咲かせる多年草です。葉は青みがかった緑色で肉厚で棒状になります。初夏に花茎を長く伸ばして、1cm程度の小さな花を咲かせます。一日でしぼんでしまう短命な花ですが、次々と新しい花を咲かせるので、開花期間は比較的長いです。花色は、黄、オレンジ、白などがあります。
花びらがオレンジ色の’ホールマーク’と言う園芸品種がよく出回ります。ハナアロエの名前で流通することが多いですが、アロエの仲間ではありません。
仲間
ブルビネ属は南アフリカ、オーストラリア東部に約30種が分布します。ハナアロエ以外には、ブルビネ・メセンブリアントイデス(園芸名:玉翡翠-たまひすい-)〔B. mesembryanthoides〕が多肉植物愛好家レベルで知られています。メセンブリアントイデスは玉のようなぷりぷりの葉をもちます。葉は緑色ですが、先端に近い部分は透明になります。葉の間からひょろりと花茎を長く伸ばし、星形の黄色い花を咲かせます。似た仲間にブルビネ・ハオルチオイデス〔B. haworthioides〕があります。
名前の似たものにブルビネラがあります。混同しそうですが、別種の植物です。
育て方
栽培カレンダー1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え付け |
肥料 |
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます
暑さには強いですが、耐寒性はやや劣ります。凍らせなければ0℃くらいまで耐えますが、冬は5℃前後をキープした方が安全です。また、霜に当てると株が傷むので暖地以外は鉢植えにしてベランダや室内に避難させた方が無難です。
水やり・肥料
乾燥に強く、過湿に弱い性質です。水は土の表面が乾いてから与えるようにします。冬は低温でさほど水を必要としないので、特に過湿に注意します。冬は極力水を控えて葉に少しシワがよるくらい乾燥気味にしたほうが、根腐れの心配もなく安全です。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
水はけのよい用土が適しています。鉢植えは2年に1回を目安に植え替えます。適期は3月です。
ふやし方
株分け、さし芽でふやすことができます。
ポイント
過湿と寒さに気をつければ、育てやすい強健な植物です。