ヤサシイエンゲイ

ペペロミアの育て方

ペペロミアコショウ科 学名:Peperomia用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:5℃以上)

主に熱帯-亜熱帯にかけて1000種が分布し、その内の十数種と、それらの園芸品種が観葉植物として普及しています。日本には明治時代の中頃に入ってきました

栽培カレンダー
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植え付け
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肥料
      バー バー バー バー バー      

季節・日常の手入れ ポイント
特にこれといった手入れは必要ありませんが、枯れている葉っぱを見つけたらそのままほおって置かずに取り除くようにしましょう。

育てていくうちに茎が伸びすぎて下の方の葉が落ちてアンバランスな草姿になります。伸びすぎてしまったら、植え替えを兼ねて切り戻しを行います。詳しくは植え替えの項を参照にしてください。

日当たり・置き場所
強い日射しに当てると葉が焼けて黒く変色したり、くるんと丸まって枯れてしまう上に見た目も悪くなってしまいます。基本の置き場所は直射日光を避けた明るい日陰です。春と秋は窓際のレースのカーテン越しの日射し、真夏は明るい日陰で育てましょう。暗い日陰に置いていると、茎が間延びして弱々しくツヤのない葉になってしまうので気をつけましょう。強い日射しに気を付けることがペペロミアを育てる上で大切なポイントのひとつです。

屋外に出して育てている場合は夜間の気温が10℃を切る頃を目安に室内に取り込んで育てます。冬越しの温度は8℃以上が目安ですがやや乾かし気味にすると5℃くらいまでは耐えます。

水やり・肥料
葉が分厚くしっかりと水分を貯えられるので乾燥には比較的強い植物です。水をやりすぎないことも大切なポイントです。土の表面を指で触ってみて湿り気を感じないようならたっぷりと与えるようにします。まだ土が湿っているのに水を与えると、過湿になりすぎて根が腐って枯れてしまいます。葉の中に水分を貯えている分、根ぐされをおこしてもすぐには枯れず、まず葉がしおれてその後、徐々に枯れます。しっかりと水を与えているのに葉がしおれるのは根ぐされになっている可能性が大きいです。

肥料は生育期間中の5月~9月に与えます。1000倍に薄めた液体肥料を2週間に1回の割合で与えましょう。土の上に置く固形の肥料を使用する場合は2ヶ月に1回くらいが目安です。

用土
水はけの良い土が適します。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用するか、市販の観葉植物の培養を使用します。水はけの悪い土に植えると根ぐされをおこしやすいので注意しましょう。

植え替え・植え付け
鉢の中が根でいっぱいになった株や、下の葉が落ちてみすぼらしくなったものは植え替えを行います。植え替えの適期は5月~8月です。植え替えは多少なりとも根を痛めることになります。気温が充分に上がって生育が旺盛になった時期の方が回復が早く、生育にも支障を来しません。

茎が伸びるタイプのものは株元から10cmくらいの位置でばっさりと茎を切り戻して鉢から抜き、まわりの土を3分の1くらい落として傷んだ根を取り除いてから一回り大きな鉢に植え替えます。一株ではなく数株まとめて植えた方がボリュームがでます。

株元から葉がでるタイプのものは一株ずつ植え替えるとよいでしょう。

ふやし方
さし木、株分け、葉ざしでふやすことができます。

株元から葉がでてくるタイプは葉柄を2cmくらいつけて切り取り、川砂やバーミキュライトを入れた鉢に葉を挿します(葉挿し)。明るい日陰に置いて乾かさないように管理すると1ヶ月ほどで根が出てきて徐々に新しい葉もでてきます。新しい葉が2~3枚でてきた頃に小さめの鉢に植え付けます。しかしこの方法だと斑入りの品種は斑が消えてしまうことがあります。

茎が伸びて育つタイプのものは茎を5cmほどにカットして土にさします(茎ざし)。根が出るまで明るい日陰で管理します。土はやや乾かし気味にしてその代わり葉や茎に霧吹きなどで水をかけるようにします。これはわざと植物を過酷な状況(この場合は乾かし気味)にして生命力を高めて発根を促進するというメカニズムです。

株分けは鉢から抜いてまわりの土を軽く落とし、株元の芽を確認して一株が2~3芽になるようにハサミで切り離します。細かく分けすぎるとボリュームがなくなって見栄えがしません。

かかりやすい病害虫
カイガラムシやハダニの発生が見られます。

まとめ 
乾燥に比較的強いので水のやりすぎによる根ぐされに気をつけましょう
真夏の直射日光は避けます
冬越しの最低気温は5℃(8℃あれば無難)

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