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星形の花を房状に咲かせる、夏花壇向きの草花

ペンタス

ペンタス
科名:アカネ科
学名:Pentas lanceolata
別名:クササンタンカ
原産地:熱帯アフリカ マダガスカル
主な開花期:5月-11月
草丈:30cm~60cm
幅:20cm~40cm
栽培難易度:バー バー バー バー バー(ふつう)

くわしい育て方

ペンタスとは

熱帯アフリカ、マダガスカルに約30種が分布する植物です。園芸で親しまれているのはその中の、2・3種類です。最も広く普及しているのはペンタス・ランケオラータとその園芸品種です。

同じアカネ科のサンタンカに花姿が似ていて草花(サンタンカは木)なのでクササンタンカの和名があります。ペンタスの名前はギリシア語で「5」を意味する「ペンテ」に由来し、五芒星のような花型にちなみます。種小名のランケオラータは披針形の、という意味です。

主な開花期は夏~秋で(一定以上の気温があれば一年を通して開花)、冬を越して毎年花を咲かせる性質です。細い筒状の花の先端が少しふくらんで5つに裂けたお星さまのような形の小花が半球状にかたまって咲きます。花色は紫、紅、白、ピンクなどがあり、白い縁取りのはいるものもあります。

葉っぱは先端の尖った楕円形(披針形)で明るい緑色~濃い緑色、葉脈がくっきりと目立ちます。園芸品種には、葉に色っぽい模様(斑)がはいるものもあります。

鉢花として楽しむほか、暑さに強くて盛夏にも休まず花を咲かせるので夏花壇や寄せ植えにも適しています。丈の高くなる高性種と低く茂る矮性(わいせい)種があるので、植える場所によって使い分けてもよいでしょう。

種類・仲間

〔〕は学名 P.はPentasの略

ランケオラータ〔P.lanceolata〕
和名でクササンタンカというと、本種を指します。アフリカ東部からアラビア半島原産で、多くの園芸品種があります。

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