- 科名
- キク科
- 学名
- Bidens
- 別名
- ウインターコスモス
- 原産地
- 世界中
- 大きさ
- 80cm~1m
- 開花期
- 7月~1月(種により異なる)
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
〔〕内は学名、B.はBidensの略
世界中に約230種が分布するキク科の草花で一年で枯れてしまうものと毎年花を咲かせるものがあり、日本でもセンダングサ〔B. biternata〕など6種が自生しています。
名前の由来
ビデンスの名前はラテン語の「2」と「歯」を意味する単語の合成語で、実に歯のような2本のトゲがあるところからきています。
主な仲間
現在栽培されているものは、主にフェルリフォリア種〔B. ferulifolia〕とラエビス種〔B. laevis〕の2種です。
フェルリフォリア種
メキシコ原産で茎が立ちあがるものと這うように伸びていく2タイプがあります。コスモスに似た5枚の舌状花を持つ黄色い花を咲かせます。開花時期は主に夏から秋ですが、暖かい地方では真冬を除いてほぼ周年花を咲かせます。
ラエビス種
フロリダやテキサスが原産で5枚~8枚の舌状花をもった黄色い花を咲かせます。開花期は主に秋~冬で、コスモスに似た花を冬に咲かせるということで「ウインターコスモス」の名前で普及しました。現在ではフェルリフォリア種もその名前で呼ばれることが多く「ビデンス=ウインターコスモス」のような感じで流通しています。
園芸品種には、花びらの先端が白くなるコトヒメやイエローキューピット、クリーム色の花を咲かせるアイボリーホワイトなどがあります。
近い仲間
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アメリカセンダングサ
キク科
北アメリカ原産の外来種で、夏~秋に生長して冬には枯れる一年草です。湿り気のある日当たり~半日陰の場所を好み、田んぼのあぜや、道端、荒れ地、川のほとりなどで見ることが出来ます。 -
コバノセンダングサ
キク科
世界各地に分布し、日本にも古い時代に入ってきたとされます。主な開花期は秋で、日当たりの良い空き地や道端などで見ることが出来ます。冬には枯れてしまう一年草です。 -
コセンダングサ
キク科
原産は熱帯アメリカとされ、世界の暖帯から熱帯に分布します。日本には江戸時代に渡来し、今では本州中部より西の地域に根付いています。 -
センダングサ
キク科
アジア、アフリカ、オセアニアなどに広く分布し、日本には古い時代に入ってきたとされます。日当たりの良い、湿り気がある空き地などで見ることが出来ます
関連する植物
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コスモス
キク科 難易度★☆☆☆☆
メキシコを中心に約20の野生種が知られています。