育て方はこのページの下
- 科名
- キク科
- 学名
- Bidens
- 用途など
- 露地植え 鉢植え
- 開花期
- 7月~1月(種により異なる)
- 大きさ
- 高さ80cm~1m
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
育て方
- 草丈が伸びてきたら途中で刈り込みます
- 肥料はやり過ぎない
- 日当たりと水はけの良い場所を好みます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え(多年草タイプ) | 3月上~中旬 |
---|---|
苗の植え付け | 3月~6月 |
タネまき | 4月中~6月 |
さし芽 | 5月中~6月 |
肥料 | 3月中~1月 |
日常の手入れ
植え場所に気をつける
庭や花壇が寂しくなりがちな晩秋から冬に花を咲かせてくれるので「季節の合間」を埋める草花としても適しています。強健な性質で育てやすいですが、地植えにするとふえすぎて邪魔になることがあるので気をつけましょう。
刈り込みと花がら摘み
生育おう盛で葉がよく茂り茎が伸びます。伸びるに任せておくと花が咲く頃には茎が倒れてしまうので夏に20cmほどに短く刈り込みます。そうすることでワキから新しい芽が出てきて伸び、ちょうど良い草丈で花を咲かせてくれます。また、咲き終わった花はそのままにしておかずにこまめに摘み取ることが花を長く楽しむコツです。
日当たり・置き場所
ある程度の日陰でも耐えますが、日に当てたほうがよく育ちます。耐寒性もあるので特に防寒をする必要はありません。
水やりと肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。真冬は休眠しているので水やりの回数は控えて乾かし気味にします。
肥料は植え付ける際にゆっくり効くタイプの肥料を混ぜ込んでおき、その後は追肥として月1回程度、液体肥料を与えます。元々さほど肥料を必要としない植物で、与えすぎると茎葉は茂りますが花付きが悪くなるので気をつけましょう。
適した土
水はけの良い場所であれば土質は選ばずよく育ちます。鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用います。
植え替え・植え付け
株が大きくなって茎葉が茂りすぎると風通しや日当たりが悪くなって茎がしっかり育たず、花付きも悪くなるので、毎年花を咲かせる多年草タイプのものは春に株分けを兼ねて植え替えを行います。植え替えの適期は芽が出る3月上旬-中旬です。
苗を植え付ける場合は3月-6月が適期です。株は大きくなるので複数植える場合は20-30cmの間隔をとります。植え付け後、ある程度育ってきたら新芽の先を摘んで枝数を増やします。枝数が増えることで花の数も増えます。その後の刈り込みなどは「季節・日常の手入れ」を参照に。
ふやし方
タネまき、さし芽、株分けでふやすことができます。
タネまきの適期は4月中旬-6月頃です。
さし芽は5月中旬-6月が適期で、茎を芽の先端から10cmの長さに切り取り、用土を入れた鉢に挿して極端に乾かさないようにしておくと根が出てきます。
株分けは植え替えをかねて行います。掘り上げた(もしくは鉢から抜いた)株は根の周りの土を落としてはさみなどで株をざっくり切り分けてそれぞれを植え付けます。
かかりやすい病害虫
害虫:ハダニ
高温・乾燥の環境下でハダニが発生します。葉の裏に付き吸汁し植物を弱らせて生育を阻害するので、見つけ次第早めに薬剤を散布し駆除しましょう。
近い仲間
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アメリカセンダングサ
キク科
北アメリカ原産の外来種で、夏~秋に生長して冬には枯れる一年草です。湿り気のある日当たり~半日陰の場所を好み、田んぼのあぜや、道端、荒れ地、川のほとりなどで見ることが出来ます。 -
コバノセンダングサ
キク科
世界各地に分布し、日本にも古い時代に入ってきたとされます。主な開花期は秋で、日当たりの良い空き地や道端などで見ることが出来ます。冬には枯れてしまう一年草です。 -
コセンダングサ
キク科
原産は熱帯アメリカとされ、世界の暖帯から熱帯に分布します。日本には江戸時代に渡来し、今では本州中部より西の地域に根付いています。 -
センダングサ
キク科
アジア、アフリカ、オセアニアなどに広く分布し、日本には古い時代に入ってきたとされます。日当たりの良い、湿り気がある空き地などで見ることが出来ます
関連する植物
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コスモス
キク科 難易度★☆☆☆☆
メキシコを中心に約20の野生種が知られています。