深紅の星
ヒッペアスケリア
科名:ヒガンバナ科学名:× Hippeaskelia(=× Hippeastrelia)
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ヒッペアスケリアとは
梅雨時期に真っ赤な星形の花を咲かせる球根植物です。ヒッペアストラム属とスプレケリア属を掛け合わせて人工的に作られた属で、自然界には自生しません。海外サイトでは 「×Hippeastrelia(ヒッペアストレリア)」の名前でよく見ます。 どちらにしても両者を混ぜた名前です。片親であるヒッペアストラムは馴染みのない名前ですが、園芸では一般にアマリリスと呼ばれています。
冬の間は球根の状態で休眠しています。春に目を覚まして地際から細長い葉を出します。葉は表面がツヤツヤしています。6月頃に花茎を20~30cm伸ばしてその先端に径10cmほどの花を1~2輪咲かせます。スプレケリアの鮮やかな赤と、ヒッペアストラムの整ってふっくらした花びらを併せ持つ花姿で、まさに両親の「いいとこどり」の器量よしです。
育て方
栽培カレンダー1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
球根植え付け |
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。強い日射しに当てると球根が極端に乾いて生育が衰えることがあるので、真夏は明るい日陰で管理します。
冬は凍結させないよう0℃以上の場所で管理します。鉢植えは鉢ごと、地植えは掘り上げて保管します。
水やり・肥料
水やりは土の表面が乾いたら与えます。花後に葉が黄色く枯れてきたら水やりの回数を減らし秋~春の休眠期は水を断ちます。
肥料は植え付ける際、土にゆっくりと効く肥料を与えておきます。花後から葉が黄色くなってくるまでの間、週1回の割合で液体肥料を与えましょう。
植え付け・用土
水はけのよい用土が適しています。植え付けの適期は4月頃です。5号鉢(直径15cm)に1球が目安です。球根の先端が地上に出るくらいの浅植えにします。
ふやし方
球根が増えるので、春に植え付ける際に分けます。実もよくつけるので、タネまきも出来ますが花が咲くまで数年かかります。
ポイント
基本的にはアマリリス(ヒッペアストラム)の育て方に準じます。
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