スプレケリア
- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Sprekelia formosissima
- 別名
- ツバメズイセン シュプレケリア
- 原産地
- 熱帯アメリカ
- 大きさ
- 高さ20cm~30cm
- 開花期
- 5月~6月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
スプレケリアはメキシコ・グアテマラに1種が分布する球根植物です。春に球根を植え付けると、初夏頃に花を咲かせます。球根から平べったい花茎を20cmほど伸ばし、その先端に幅12~13cmの赤い花を一輪咲かせます。花びらは6枚、咲いた姿がツバメの飛ぶ姿に見立てて、ツバメズイセンの和名があります。開花と同じ時期に、球根から細長い葉っぱを5枚ほど出します。秋には葉っぱが黄色く枯れて、冬の間は球根の状態で休眠します。
咲く数こそ1輪ですが、大輪で鮮やかな緋色の花はインパクトも強くて人目を惹きます。花後には丸い果実ができ、中に光沢のある平べったい黒色のタネがたくさんできます。秋に葉が枯れて、冬は球根の状態で越します。属名のスプレケリアはドイツの弁護士スプレケルゼンの名前に由来します。
アマリリスとの関係
かつてはアマリリスと同じ仲間(ヒッペアストラム属)に分類されていました。現在はそこから分離されたスプレケリア属として扱われます。両属が近い仲間であるのは変わりなく、性質や育て方もアマリリスに準じるところが多いです。また、両者を掛け合わせて新しい品種を作り出すことも可能で、それらはヒッペアスケリア(ヒッペアストラム×スプレケリア=ヒッペアスケリア)と呼ばれます。
その他の画像
1.スプレケリアのタネ 2.ヒッペアスケリア