ヤサシイエンゲイ

パステルカラーのかわいらしい花

ホメリア

ホメリア
科名:アヤメ科
学名:Homeria
原産地:南アフリカ
草丈:30cm-75cm
主な開花期:3月-5月

難易度…そだてやすい
耐寒性…ややよわい(強霜注意)
耐暑性…ふつう

ホメリアとは

南アフリカにおよそ30種が分布する球根植物です。秋に球根を植え付けると、春に花を咲かせます。

球根のタイプは茎が肥大した球茎です。先端のとがった球形で直径1.5cm~2㎝くらい、表面は網目状の皮で覆われます。

葉っぱは細長い鞭状や線形で、縦方向に筋が入ります。 茎は直立するか、ジグザグに伸びます。

主な開花期は4月~5月です。花は一日でしぼんでしまいますが、一本の花茎に数輪が付き順番に咲くので、いくつか球根を植えていると一定期間は花を楽しめます。

花は6つに大きく裂けた星形で、花色は黄、クリーム、ピンク、藤、朱などがあり、パステルカラーのものが多いです。黄色地に、赤と緑の模様が入るエレガンス種のようなカラフルな種も知られています。

多くの種類が球根や葉にアルカロイドを含み、有毒であるとされています。

名前は「会合する」という意味のギリシア語「ホメレオ(homereo)」に由来します。これは雌しべを囲むように付く雄しべの花糸(糸状の部分)が筒状にくっついているからだとされます。

種類

〔〕内は学名 H.はHomeriaの略

いくつかの種が混じったミックス球根の形で市販されていることが多いです。

コリナ〔H. collina = H. breyniana〕
草丈50㎝で、花は淡い黄色やサーモンピンク。

エレガンス〔H. elegans〕
花色は黄色で6つに裂ける花弁のうち、三枚の先端が細長くなり、赤と緑の模様が入ります。

リラキナ〔H. lilacina〕
ホメリアの中では小型で、草丈は30㎝。花色は青に近い明るい藤色。

オクロレウカ〔H. ochroleuca〕
ホメリアの中では大型で、草丈75㎝程になります。花は通常きいろですが、まれにオレンジ色のものがあります。

育て方

栽培カレンダー

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開花期
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植え付け
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生育期
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休眠期
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日当たり・置き場所
日当たりがよく、霜の心配がないところが適しています。比較的寒さには強いほうですが、強い霜にあたると傷むことがあります。鉢植えの場合、真冬はベランダなど屋根のある場所や屋内に避難させた方が安全です。

水やり・肥料
秋から春の生育期は、土が乾いたら水をたっぷり与えます。極端な乾燥状態にならないように注意します。花後に葉が黄色く枯れてきたら、徐々に水やりを減らし、休眠に入ったら断水します。

肥料はたくさん要りません。葉っぱの出ている時期に液体肥料を月1~2回程度与えれば充分です。

植え付け・適した土
植え付け球根の植え付け適期は10月~11月です。

鉢植えは5号鉢(直径15㎝)の深さがある鉢に、6球が目安です。

地植えは霜の心配がない暖地などが適しています。10㎝間隔、深さ10㎝に植えつけます。

水はけのよい土が適しています。鉢植えなら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3など。もちろん市販の球根用培養土などでもよいです。

球根の保存
休眠に入ったら鉢植えは鉢に植えたまま、地植えは掘り上げてよく乾かし、水のかからない涼しい場所で球根を保存します。休眠に入ったら日当たりは全く関係ないので、暗い場所でかまいません。

鉢植えは、2~3年植え替えなくても大丈夫です。球根が増えてきゅうくつになったときは、秋に掘り上げて植えなおします。

ポイント
・霜の心配がある地域は鉢植えで
・休眠期は水のかからない冷暗所へ
・生育期は水をたっぷり

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